19年ぶりの高値を更新した米国債利回りの余波で19日、韓国の株式市場が急落した。高金利は企業の資金調達コストと株価の割引率を押し上げ、相場の重荷となる要因である。とりわけ有価証券市場で外国人が5営業日ぶりに売り越しへ転じ、下落を主導した。
KOSPI指数は前営業日比398.66(5.8%)安の6471.17で引けた。寄り付きで300ポイント安の6500で始まった指数は、取引開始6分で売りサイドカーを発動した。その後6600台を回復し下げ渋る場面もあったが、強い売り圧力に6500台を再び割り込んだ。
外国人と機関の売りが強まった。それぞれ3兆4883億ウォン、1兆3244億ウォンを売り越した。外国人は5営業日ぶりに売り越しへ転じた。個人のみが4兆6368億ウォンを買い越して下落を防ごうとしたが力及ばなかった。
SKハイニックス(000660)が9%、サムスン電子が7%急落した。ハイテク株を中心に時価総額上位の多くが下落基調だった。米国の車輪型K9受注のニュースが伝わったハンファエアロスペース(012450)など一部銘柄のみ上昇で引けた。
米国債利回りが高止まりし、リスクセンチメントを冷やしたためである。18日(現地時間)ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)などによると、米30年債利回りは取引時間中に年5.33%まで上昇した。2007年以降、19年ぶりの高水準である。
中東を巡る不確実性も残存している。モハンマド・バーゲル・ガリーバフ伊国会議長が、米国とイランが暫定合意に基づく約束を履行するまでホルムズ海峡の閉鎖を維持すると発言した。
前夜の米株式市場はそろって下落して引けた。ダウ工業株30種平均は前営業日比0.22%安の5万3343.40で取引を終えた。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は0.69%安の7691.76、ナスダック総合指数は1.33%安の2万6289.71で引けた。
イ・ギョンミン大信證券研究員は「米国債利回りが高水準を維持したうえ、中東の不確実性が続き、相場の下押し圧力として作用した」とし「足元で急反発を主導していた半導体セクターを中心に戻りが出た」と分析した。
KOSDAQ指数は前営業日比9.74(1.17%)安の824.46で引けた。機関が716億ウォンを売り越し、指数を押し下げた。外国人と機関はそれぞれ148億ウォン、499億ウォンを買い越した。