NH投資証券は、SKスクエア(402340)が自社の配当と自社株買いなど積極的な株主還元策を続けるなか、SKハイニックスの配当拡大による恩恵も期待できると分析した。SKハイニックスが1株当たり配当金を1万3600ウォンまで増やす場合、SKスクエアに約2兆ウォンの配当収益が流入し、追加のM&A(合併・買収)の原資として活用できるとの見立てである。
アン・ジェミンNH投資証券研究員は18日付のリポートでSKスクエアに対する投資判断「買い」を維持した。ただしSKハイニックスの足元の株価調整を反映し、目標株価を従来の270万円から228万円へ15.6%引き下げた。
SKスクエアは今年6月に1株当たり1500ウォン、総額2043億ウォン規模の配当金を支給した。これとは別に、今年は400億ウォン、来年は700億ウォン規模の自社株も買い入れる予定である。
今後のSKハイニックスの株主還元拡大もSKスクエアにプラスに働くと見込んだ。NH投資証券は、SKハイニックスが第3四半期の決算発表を通じて強化された株主還元策を公表するとの見通しを示した。
アン研究員は「SKハイニックスの1株当たり配当金が1万3600ウォンまで拡大する場合、SKスクエアは約2兆ウォンの配当収益を得る」と分析した。続けて、こうして確保した資金を活用し、SKスクエアが半導体バリューチェーン内の有望企業を対象に積極的なM&Aに動く可能性があるとみた。
足元のSKハイニックス株の下落に伴いSKスクエアも調整を受けているが、半導体業況に対する前向きな見方も維持した。市場では長期契約(LTA)によりメモリー価格の上昇幅が限定され得るとの懸念が出ているが、NH投資証券は過度な懸念だと評価した。
特にネビウスとコアウィーブなどネオクラウド企業の高い成長を踏まえると、人工知能(AI)インフラ投資の需要は依然として堅調だとの判断である。
アン研究員は「最近決算発表を行ったネビウス、コアウィーブなどネオクラウド企業の爆発的な成長を踏まえると、AIインフラ需要は依然として堅調だ」と述べた。
サムスン電子とSKハイニックスの株主還元策が公開されれば、半導体セクター全体の投資心理も回復すると予想した。特に直前の上昇局面でSKスクエア株がSKハイニックスよりも大きく動いた分、反騰局面でも上昇の弾みがより大きくなる可能性があるとの分析である。
ただしSKハイニックスの株価下落はSKスクエアの企業価値算定には負担として反映された。NH投資証券は、SKスクエアの純資産価値(NAV)においてSKハイニックスが占める比重が絶対的である点を踏まえ、NAVディスカウント率を従来の25%から40%へ引き上げ、これにより目標株価を228万円へ引き下げた。