Hwasung Cosmetics本社の様子。/Hwasung Cosmetics公式サイト

マクォリー資産運用が色物化粧品のODM(受託開発生産)企業であるHwasung Cosmeticsの買収に関する優先交渉対象者(優先交渉権者)に選定された。

12日投資銀行(IB)業界によると、Hwasung Cosmeticsの筆頭株主であるAffirma Capitalと売却主幹事のサムスン証券・ロスチャイルドは、最近マクォリーをHwasung Cosmetics買収の優先交渉対象者に選定したと把握されている。両者は今後、詳細な取引条件を調整した後、株式売買契約(SPA)締結を進める予定である。

今回の売却対象は、Affirma Capitalが特別目的会社(SPC)であるアステリオンホールディングスを通じて保有するHwasung Cosmeticsの持ち株70%と、基礎化粧品ODM企業NOWCOSの持ち株100%である。Affirma Capitalは、色物製品に強みを持つHwasung Cosmeticsと基礎化粧品企業NOWCOSを束ねてパッケージ形態での売却を進めてきた。

Hwasung Cosmeticsの売却は初期から好調な気配を示した。予備入札では国内外のFI(財務的投資家)とSI(戦略的投資家)など5〜6社がLOI(買収意向書)を提出した。その後のショートリストにはマクォリーのほか、韓国投資プライベートエクイティ(韓国投資証券PE)などが名を連ねた。韓国投資証券PEはEcoProとコンソーシアムを組みHwasung Cosmeticsの買収を検討してきたが、痛杯を喫する格好となった。

具体的な価格は開示されていないが、市場ではこれまでHwasung Cosmeticsの売却額が3000億ウォンを超える可能性が取り沙汰されてきた。K-ビューティー分野の輸出好調と化粧品ODM企業に対する前向きな投資心理を勘案すれば、EBITDAの10倍超のマルチプル適用も無理ではないというのが業界の見方である。

Hwasung Cosmeticsは色物化粧品ODMに強みを持つ企業である。アイメイクアップなどを中心に、国内インディーブランドだけでなくロレアル・エスティローダーなどグローバルなビューティー大手を顧客に抱える。昨年の売上高は約1100億ウォン、EBITDA(上場前営業利益)は約240億ウォンを記録したと集計されている。NOWCOSの昨年の売上高は約700億ウォンである。

Affirma Capitalは2019年にHwasung Cosmeticsの持ち株70%を約1400億〜1600億ウォンで取得し、経営権を確保した。その後2022年にNOWCOSを買収し、製品ポートフォリオを基礎化粧品まで拡張した。

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