KB Securitiesがサムスン電子(005930)の株価が高値比49%下落し、調整の終盤に入ったと評価した。メモリー供給不足が長期間続くなか、大規模な株主還元政策まで加わり、今後上昇トレンドが始まる可能性が高いとの分析である.
12日キム・ドンウォンKB Securitiesリサーチ本部長は「サムスン電子の株価は高値比49%下落し、12カ月先行株価収益率(PER)が4.0倍まで低下した状態だ」とし「調整の終盤であり、いまは上昇トレンドの始まりを準備する時点と判断される」と明らかにした.
株価調整が終息したとみる理由として三つ挙げた。まず、OpenAIが早ければ年内に新規株式公開(IPO)を通じて大規模資金を調達する場合、足元の市場の重荷となっていた人工知能(AI)投資の持続性と「循環金融」懸念が和らぐ可能性があるとの分析である。6〜7月の株価急落過程で積み上がった過度な信用レバレッジの玉が相当部分清算された点も、需給負担を軽減する要因とみた.
メモリー市況もサムスン電子の株価を下支えすると展望した。KB Securitiesによれば、現在ビッグテック顧客社のメモリー需要充足率は約60%にとどまる。今年充足できなかった需要が来年へ、来年の未充足需要が再び2028年へ繰り越される連鎖的な需要先送りが生じうるという説明である.
キム本部長は「メモリー新規生産ラインの完工に最低3年以上要する点を勘案すれば、供給の短期的拡大は現実的に難しい」とし「2028年まで最低3年間、メモリー供給不足は持続する見通しだ」と述べた.
過去の株価の動きも反騰可能性を高める根拠として示した。2000年以降、サムスン電子の株価が直近高値比で40%以上下落したのは2008年(-47%)、2022年(-47%)、2024年(-44%)、今年(-49%)の4回だ。前の3回はいずれも安値形成後の1カ月・3カ月・6カ月で株価が反発し、最大上昇率は60%に達した.
今後発表される株主還元政策も最も強い上昇の触媒の一つに挙げた。KB Securitiesは新規政策での年間株主還元規模が従来の9兆8000億ウォンより10倍以上拡大し、今後3年間の総株主還元規模が最低600兆〜700兆ウォンに達すると推定した.
キム本部長は「大規模な株主還元はバリュエーションの再評価と株価上昇を同時に牽引する強力な起爆剤として作用する見通しだ」とし「高値比49%の下落は株価調整が終わったことを示し、上昇トレンドの始まりと判断される」と語った.