11日、KOSPIは小幅安で始まり、6240台まで下落した。前夜の米株市場が米・イラン協議の難航懸念の中で弱含んだ影響とみられる。足元で急伸を続けてきたKOSDAQもこの日は下落して始まった。
KOSPIは前営業日比59.60ポイント(0.95%)安の6240.06で始まった。寄り付き直後も弱含みの流れを続けている。
有価証券市場で外国人は1038億ウォンの純買いとなっている。これに対し個人は448億ウォンの純売りだ。機関も583億ウォンの純売りとなっている。
時価総額上位銘柄も概ね軟調だ。サムスン電子(005930)とSKハイニックスはそれぞれ0.22%、1.27%下落している。これに対しLGエナジーソリューション(373220)とサムスンバイオロジクスはそれぞれ0.14%、0.45%上昇している。
前夜のニューヨーク株式市場はホルムズ海峡の開放を巡る米国とイランの協議が進展せず、やや弱含みで引けた。10日(現地時間)、ダウ工業株30種平均は前営業日比60.95ポイント(0.11%)安の5万3975.98で取引を終えた。S&P500指数は4.53ポイント(0.06%)安の7753.11、ハイテク株中心のナスダック総合指数は85.26ポイント(0.32%)安の2万6605.36でそれぞれ取引を終えた。
イランがいくつかの条件を掲げて米国との直接協議を拒否しているという海外報道が伝わり、ホルムズ海峡の再開を巡る両国協議に対する市場の警戒感が高まった。
主要ハイテク株も軟調だった。インテルは人工知能(AI)半導体投資のため、上場以来初の大規模な公募増資に踏み切ると明らかにし、4.06%下落した。フィラデルフィア半導体株指数も2.94%下落し、SKハイニックスの米国預託証券(ADR)は1.90%下落した。
ハン・ジヨン・キウム証券研究員は「国内株式市場は米・イラン協議の膠着に伴う原油高と金利上昇、米株の一服の余波などが一部銘柄の短期利益確定を誘発し、セクターローテーション相場を示すだろう」との見方を示した。
最近KOSPIより強い上昇基調を示していたKOSDAQもこの日は一服している。KOSDAQ指数は前営業日比5.88ポイント(0.69%)安の848.59で始まった。前日まで買いサイドカーが発動するほど上昇が強かっただけに、寄り付き直後は利益確定売りが出ているとみられる。
時価総額上位銘柄の大半は軟調だ。Alteogen(196170)は4.01%、エコプロビエムは2.07%下落している。これに対しPharma Research(214450)とシムテックはそれぞれ2.56%、1.81%上昇している。
ハン研究員は「今週、KOSDAQでも中小型株の反発が続く可能性はあるが、米国テック株の決算と国内半導体株の株主還元期待など、KOSPIの潜在的な上値材料が控えている点に注目すべきだ」と述べ、「回復モメンタムが有効だという前提のもとでは、KOSDAQへ乗り換える戦略よりもバーベル戦略を採るべき時期だ」と語った。