ネクストレード(NXT)が12日からプレマーケットでのストップ高・ストップ安注文を一時的に禁止する。初値がストップ高・ストップ安で約定し価格情報が歪む恐れがあるとの指摘が相次いだことを受けた措置である。
ネクストレードは7日、報道説明資料を通じて「静的ボラティリティ・インタラプション(VI)制度の導入前まで、暫定的にプレマーケットでのストップ高・ストップ安注文を禁止し、注文エラーによるストップ高・ストップ安約定事例を最小化していく」と明らかにした。ストップ高・ストップ安は基準価格比±30%の一日価格制限幅の上限と下限の価格を意味する。
ネクストレードは「資本市場法上の正規取引所ではない多者間売買成立会社(オルタナティブ取引所)として、グローバルなオルタナティブ取引所と同様にオークション方式で市場を運営している」とし、「これまでストップ高・ストップ安で約定したうち一部は、注文処理過程で発生したエラーによるものと推定される」と説明した。これは、約定可能な気配のうち先に受け付けられた気配の順に継続的に売買を成立させる方式である。
今回の措置は、プレマーケットで初値が急落して約定し市場の価格情報が歪む恐れが提起されたことに伴うものだ。実際に6日、ネクストレードのプレマーケットではSKハイニックスの株式11株がストップ安で取引された。
このようなストップ安約定はデリバティブ市場にも影響を及ぼした。SKハイニックスは先月28日にもプレマーケット開場直後に1株がストップ安で取引されたが、当時この価格が海外暗号資産デリバティブ取引所のSKハイニックス無期限先物の基準価格に反映され、5740万ドル(当時の為替レートで約815億ウォン)規模のロングポジションが強制清算された。
ネクストレードは来月14日からは静的VIも導入する。初値からVIを適用し、基準価格比10%以上価格が変動する場合は取引を一時中断し、2分間の単一価格入札を実施して価格の安定化を促す計画だ。
ネクストレードは「今後もストップ高・ストップ安などの注文による価格の急騰落については異常兆候がないか綿密にモニタリングする一方、金融当局とも緊密に協力していく」と述べた。