SK証券がサムスン電子の株価下落で純資産価値(NAV)が低下した点を反映し、サムスン物産(028260)の目標株価を59万円から45万円へ下方修正した。ただし現在の株価はNAV比で過度にディスカウントされており、バリュエーション妙味が高まったとして、投資判断「買い(BUY)」を維持した。

サムスン物産のロゴ。/サムスン物産提供。

チェ・グァンスンSK証券研究員は30日のリポートで「サムスン電子の株価が今年の高値比で42.5%下落し、サムスン物産のNAVも高値比で30.8%減少した」とし「これを反映して目標株価を引き下げた」と説明した。

ただし現在の株価下落幅はNAVの減少幅よりも大きい点を踏まえ、割安感が浮き彫りになっていると診断した。研究員は「サムスン物産の株価は高値比で46.6%下落し、NAVの下落幅を上回った。現在のNAV比ディスカウント率は61.7%で、直近1年で最も高い水準だ」とし「バリュエーション妙味はむしろ高まった」と分析した。

第2四半期の業績は市場予想を上回った。サムスン物産は第2四半期に売上12兆ウォン、営業利益1兆0317億ウォンを計上した。営業利益は前年同期比37.1%増となり、市場コンセンサスを約19%上回った。

建設部門はハイテクプロジェクトの売上拡大を背景に営業利益が前年同期比71.2%増となり、商社部門もトレーディング売上の増加で営業利益が77.5%伸び、業績改善を牽引した。

とりわけハイテク部門は上期だけで6兆4000億ウォンの受注を確保し、年間受注ガイダンス(6兆8000億ウォン)の早期達成が有力と評価された。SK証券は下期もハイテク中心の業績改善基調が続くと見込んだ。

SK証券はサムスン物産の今年通期業績として、売上45兆7000億ウォン、営業利益3兆8141億ウォンを予想した。これは前年に比べそれぞれ12.1%、15.8%増の水準である。

チェ研究員は「サムスン電子の設備投資(CapEx)拡大による恩恵が期待でき、サムスン電子の業績改善に伴う配当拡大の可能性も高い」とし「これはサムスン物産の株主還元拡大の可能性につながり得る」と述べた。

続けて「現在のサムスン物産の株価はサムスン電子株の下落のみを過度に反映した側面がある」とし「下期の業績改善と株主還元拡大が可視化されるにつれ、段階的な株価上昇が可能だ」と展望した。

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