今年第2四半期末の主要大手銀行の家計向け貸出の延滞率が10年ぶりの高水準となったことが分かった。業界では市場金利の上昇で借り手の返済負担が増し、返済に支障が生じている影響だと分析した。
26日、5大銀行(KB・新韓・ハナ・ウリィ・NH農協)が公開したファクトブックなどによると、第2四半期末の家計向け貸出延滞率の単純平均値は0.33%で、第1四半期末(0.32%)より0.01%ポイント(p)上昇した。2016年第1四半期末(0.36%)以来約10年ぶりの高水準である。
家計向け貸出の延滞率は昨年末の平均0.30%から今年第1四半期末0.32%、第2四半期末0.33%へと上昇傾向を示している。
銀行別ではハナ銀行の家計向け貸出延滞率が0.32%で、集計以来の最高を記録した。昨年末(0.28%)より0.04%ポイント上昇した。
NH農協銀行は第2四半期末の家計延滞率が0.48%で、2014年第2四半期末(0.54%)以来12年ぶりの最高記録である。
ウリィ銀行も0.31%で第1四半期末(0.29%)より上昇したが、昨年第2四半期末(0.33%)よりは低かった。
KB国民銀行の家計向け貸出延滞率は0.27%で、今年第1四半期末(0.28%)より小幅に低下し、新韓銀行(0.25%)は前四半期末と同水準だった。
中小企業の延滞率も今年に入り上昇基調だ。5大銀行の中小企業延滞率の単純平均値は、昨年第1四半期末0.59%から昨年末0.49%へと低下した後、今年第1四半期末に0.57%へと再び上昇し、第2四半期末に0.58%へさらに上がった。
ウリィ銀行の第2四半期末の中小企業延滞率は0.75%で、ファクトブック資料が存在する2019年第1四半期末以来で最も高かった。昨年末(0.52%)より0.23%ポイント上昇した。
新韓銀行は0.49%で、2017年第2四半期末(0.52%)以来9年ぶりに最も高かった。
ただし、KB国民(0.44→0.37%)とハナ(0.61→0.59%)、NH農協(0.73→0.71%)などは第1四半期末より延滞率が低下した。
銀行業界では高金利が続き、借り手の利払い負担が増した影響が家計向け貸出の延滞率上昇として表れているとの分析が出ている。