韓国の上場投資信託(ETF)市場が今年急速に拡大しているなか、個人投資家の純買い越し規模が70兆ウォンに達したことが分かった。
これは有価証券市場の買い付け金額の70%に相当する水準である。今月に入り韓国株式市場が調整局面に入った状況でも、個人の純買い越しは増加傾向にある。
2026年7月26日、韓国取引所と金融情報会社の連合インフォマックスなどによれば、24日までに個人投資家の今年のETF純買い越し規模は69兆5000億ウォンとなった。70兆ウォンに迫る数値である。
同期間、個人の有価証券市場での純買い越し金額は109兆9000億ウォンと集計された。有価証券市場の純買い越し金額の63.2%水準に達する数値である。個人が1000万ウォン分を有価証券市場に投資する際、ETFも630万ウォン分買い付けた計算になる。
四半期別にみると、個人は1四半期(1〜3月)だけでETF市場で33兆ウォン分を純買い越した。2四半期(4〜6月)でも28兆9000億ウォン分を買い付けたと集計された。個人は3四半期が始まった今月も1兆ウォン以上の純買い越しを続けている。
株式市場の調整局面でも個人のETF投資は続いている。先月22日に533兆ウォンまで膨らんだETFの総純資産は23日基準で459兆ウォンまで減少したが、個人の買い姿勢は続いている。
とりわけ最近、KOSPI指数が調整を受けるなか、個人が有価証券市場で7兆ウォンを売り越した一方で、ETFは2000億ウォン近く買い増したことが分かった。
有価証券市場で個人は13日までに今年の純買い越しのピーク(112兆ウォン)を記録した。その後14〜23日には7兆6000億ウォン分の純売り越しとなった。これに対し同期間、ETF市場では1800億ウォン分を追加で買い集めた。
韓国株式市場で変動性が拡大すると、個人投資家が個別銘柄に投資するリスクを抑え、相対的に安定的なETF投資へポートフォリオを切り替えたという見方が出ている。
実際に韓国株式市場の変動性が拡大し、個人のETF投資戦略にも変化が表れている。
値上がり益より定期的なキャッシュフローを確保しようとする需要が拡大し、カバードコールや毎月分配など安定的な「インカム型」ETFに資金が集中する様相がみられている。
直近1カ月間(6月23日〜7月23日)、カバードコールと毎月分配のETFにはおよそ2兆ウォンの個人資金が純流入したことが分かった。