本記事は 2026年7月24日 06時11分に ChosunBiz MoneyMove(MM) サイトに掲載された。
最近、人工知能(AI)データセンター投資の熱気が広がるなか、キョンギド・ナミヤンジュで進行中の大型AI特化データセンター開発事業が初の資金調達に成功した。不動産プロジェクトファイナンス(PF)市場が依然として保守的な基調を続けているものの、電力確保と運用能力を備えたAIインフラ資産を中心に投資資金が選別的に流入しているとの分析が出ている。
24日、投資銀行(IB)業界によると、ナミヤンジュマソクIDCはナミヤンジュ市ファドウプ・タプネリ一帯で進める「X-AIスマートデータセンター」開発事業の1次資金調達を完了した。今回の投資にはLG CNSをはじめ、アンダ資産運用、ユジン投資証券、キウム証券、FNDパートナーズが参加した。ナミヤンジュマソクIDCはFNDパートナーズが設立した特別目的会社(SPC)である。
今回の開発事業は不動産開発ファンド(REF・Real Estate Fund)構造で進める。今回の1次調達規模は約300億ウォンで、エクイティ(自己資本)の募集と土地買収のための資金調達などで構成した。確保した資金は土地契約金と許認可費用など初期事業費に投入する。
同社は今後、事業進行段階と許認可の進捗に合わせて追加エクイティを段階的に募集し、最大3000億ウォン水準まで自己資本を拡大する計画だ。その後、来年中に本格的なPFローン調達にも着手する予定である。PF借入金と金融費用、基盤施設投資費などを含む総事業費規模は約9700億ウォン水準に達する見通しだという。
最近のデータセンター市場では、AI学習用GPUクラスター需要が急増し、首都圏を中心に新規開発競争が激しくなっている。ただし、データセンター開発で最も重要な先行条件として電力確保が挙げられる。首都圏内の電力系統余力や変電所連係の可能性が限られるなか、電力供給計画が不確実なプロジェクトは投資検討段階で除外される事例も増えている。
今回のナミヤンジュプロジェクトは、用地確保と電力需給に関する主要手続きを相当部分で終えた点が投資家の関心を引いたとされる。最近のデータセンター金融市場では、単なる開発可能性よりも安定的な電力供給の有無と優良な運営事業者の参加有無が中核の投資判断基準として作用している。
業界関係者は「現在の市場では、電力が確保されたデータセンター自体が希少資産として評価されている」と述べ、「PF市場が完全に回復したわけではないが、電力と運用能力、アンカー投資家を確保したプロジェクトには資金が選別的に流入している」と語った。
LG CNSは今回の事業でデータセンターの設計・構築・運用(DBO)能力を提供する戦略的投資家(SI)の役割を担う。AI転換(AX)需要の拡大に対応し、AI特化インフラの構築と運用技術を支援する計画だ。最近のデータセンター投資市場では、単純な施工能力よりも長期運用の経験とエネルギー効率化能力が重要となり、DBO事業者の参加が資金調達の安定性を高める要素として評価されている。