KB Securitiesは23日、サムスン物産(028260)について全事業部門の売上好調と原子力発電事業の拡大に伴う成長が期待できると分析した。投資意見は「買い」(Buy)を維持し、目標株価を従来の40万円から49万円へ22.5%引き上げた。前営業日の終値は35万4000ウォンである。
KB Securitiesはサムスン物産の今年第2四半期の売上高が前年同期比10.4%増の11兆1000億ウォン、営業利益は14.2%増の8583億ウォンを記録すると予想した。これは市場期待値(コンセンサス)に合致する水準である。全事業部門の均衡の取れた売上好調が良好な実績を牽引するとの見方だとKB Securitiesは評価した。
チャン・ムンジュンKB Securities研究員は「今年上半期のサムスン物産の株価は保有持分価値の変化により左右された」と述べ、「今後は単純な保有持分価値の変化だけでなく、徐々に純資産価値(NAV)ディスカウント率の縮小も期待できる」と説明した。
KB Securitiesはサムスン物産のNAVディスカウント率を従来の45%から40%へ縮小適用した。外形と利益の同時成長が再開する元年であるうえ、原子力発電分野で差別化されたトラックレコードを踏まえ、有意味な事業拡大が本格化すると判断したためである。
チャン研究員は建設部門の新成長エンジンである小型モジュール炉(SMR)事業戦略を肯定的に評価した。サムスン物産は単一のエンジ会社との協業にとどまらず、ニュースケール(NuScale)、GVH(GEベルノバ・日立)など代表的な第3.5世代SMR開発企業とそれぞれプロジェクトを進めている。今後SMR市場拡大時に炉型にかかわらず最も柔軟に対応できるEPC(設計・調達・施工)企業として地位を確立する戦略である。
チャン研究員は「韓国がグローバル原子力産業で注目を集めることになった背景には、現代建設とサムスン物産が共同で遂行したUAEバラカ原発プロジェクトの経験がある」と述べ、「大型原発とSMR市場が拡大する際、差別化されたトラックレコードを備えたサムスン物産を求める顧客が自然に増えるだろう」と分析した。