レッドロブスターの店舗外観。/レッドロブスター

本記事は2026年7月21日16時12分にChosunBiz MoneyMove(MM)サイトに掲載された。

米国最大のシーフードレストランチェーンであるレッドロブスターが日本法人の売却を進める。レッドロブスターは低価格でエビを無制限提供するメニューを打ち出したが、これにより大規模な損失を被り、米国現地で破産の危機に直面したことがある。

21日、投資銀行(IB)業界によれば、レッドロブスタージャパン側が最近、潜在的な買い手との接触に乗り出したと把握されている。レッドロブスタージャパンの持分100%を保有する「セルックスホールディングス(CELUX Holdings)」の経営権持分を譲渡する方式である。売り手が希望する価格はセルックスホールディングス持分100%を基準に約300億ウォン水準とされる。

レッドロブスターはエビ食べ放題メニューで知名度を得たブランドだ。米国レッドロブスターは2023年5月、エビ料理を20ドル(約3万円)で無制限に提供する「アルティメット・エンドレス・シュリンプ(Ultimate Endless Shrimp)」メニューを導入し、大きな人気を集めた。しかしこのメニューで約1100万ドル(約165億ウォン)の損失を抱えたことが災いし、2024年に裁判所の監督下で債務を調整する破産保護手続きが進んだ。

その後、同年9月にリストラクチャリング計画が承認され、RLインベスター・ホールディングスに買収されて現在は経営正常化を続けている。これまで食べ放題メニューを再導入しない方針だったが、最近はエビ食べ放題メニューを期間限定のキャンペーンとして25ドル(約4万円)で披露したりもした。

ただし今回の売却対象は日本のフランチャイズ運営法人で、米国本社とは別個である。取引対象は日本国内の店舗運営権とブランド事業権を中心とした資産だ。またレッドロブスタージャパンは現地化を考慮し、米国本社と一部メニュー構成を異ならせている。レッドロブスターの象徴として知られる「チェダーベイ・ビスケット」も日本のレッドロブスターでは提供していない。

レッドロブスターは1968年に米国で始まったシーフードレストランブランドである。日本には1982年に進出した。公式ホームページによれば、同日基準で日本国内に21店舗を運営している。東京・神奈川・埼玉・千葉など首都圏店舗の売上比率が約65〜70%水準だ。大阪、沖縄、長崎、甲府など観光地の店舗も運営中である。2027年下半期にはミナトミライ地域への新規出店も予定されている。

レッドロブスタージャパンはカナダ産の生きたロブスターを週2回空輸し、店内でロブスタータンクを運用する方式で食材を管理する体制を整えた。東京と関西に配送センターを置き、会社がロブスターを一括で買い付けた後、各店舗に配送する構造だ。

売却側が希望するバリュエーションは、2024年から最近まで評価されたEBITDA(上場前営業利益)が約3.6億円(32億6000万ウォン)〜4.9億円(44億4000万ウォン)である点を考慮し、マルチプル6〜8倍を適用したものと分析される。レッドロブスタージャパンの2023年7月〜2024年6月末の売上高と営業利益はそれぞれ462億ウォン、14億ウォンである。昨年6月末に決算した直前1年間の売上高は464億ウォン、営業利益は10億ウォンである。

現在、韓国にはレッドロブスターが進出していない。レッドロブスターは一時、全世界約700カ所で店舗を運営していたが、現在は約550カ所の店舗を運営中である。アジアでは日本とタイに法人を置いている。

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