グローバル投資銀行(IB)のモルガン・スタンレーは、直近高値比で25%を超えて急落したKOSPIが底値に近づいたとして、目標を9000ポイントで維持した。ただし弱気相場シナリオの目標は6000ポイントに引き下げた。
21日(現地時間)経済専門メディアのインベスティングドットコムによると、モルガン・スタンレーは前日に公表した「韓国市場戦略」リポートで、複数の指標がKOSPIの底値接近を示唆していると記した。
モルガン・スタンレーは、最近のKOSPI指数の調整は深いが、テクニカルな弱気相場に入ったわけではないとみている。モルガン・スタンレーは今月に入りKOSPI指数が18%下落する間、半導体銘柄がKOSPI時価総額の下落分の約70%を占めたと分析した。
ただしモルガン・スタンレーは、KOSPI指数の目標を9000ポイントで維持しつつ、利益成長の鈍化可能性を織り込み、弱気相場シナリオの目標を6000ポイントに引き下げた。今後3〜6カ月の想定レンジとしては6000〜9000を提示した。
これは先月23日に示した目標を引き下げたものだ。モルガン・スタンレーは先月当時、KOSPIの目標を9000ポイントと提示し、強気相場シナリオでは1万500ポイント、弱気相場シナリオでは6500まで可能だと展望した。
モルガン・スタンレーは、KOSPIと半導体銘柄の12カ月先行バリュエーション(評価価値)が歴史的なボトム水準に近づいたとしつつも、人工知能(AI)投資、ハイパースケーラー(大規模データセンター運営社)の資本的支出(CAPEX)および半導体供給環境を巡る不確実性により、ボラティリティが今後も続く可能性があると分析した。
同時に、テック主力株とディフェンシブ株を併せ持つ「バーベル」戦略の推奨を維持した。セクター別では通信サービスの比重を引き上げ、銀行を最優先のセクターに挙げた。
IT・資本財・ヘルスケアは次善と分類した。資本財では防衛産業を最優先とし、造船・発電(原子力を含む)・海外建設を次に好むとした。