高麗亜鉛の子会社アークエナジーがオーストラリア・クイーンズランド州タウンズビルで建設中の「SunHQ」の全景。/高麗亜鉛提供

高麗亜鉛が大規模な太陽光・バッテリーエネルギー貯蔵装置(BESS)プロジェクトを推進するため、メリッツ証券と組み約4000億ウォン規模の資金を調達する。豪州のプロジェクト法人が転換優先株を発行し、高麗亜鉛本社が当該持分を基礎資産として株価収益スワップ(PRS)を締結する構造だ。

21日、金融監督院の電子公示システムによれば、高麗亜鉛の豪州子会社であるリッチモンドバレーエナジーリザーブホールディングス(Richmond Valley Energy Reserve Holdings Pty Ltd)は4005億5554万ウォン規模の第三者割当増資を実施する。発行対象はメリッツ証券が設立した特別目的会社(SPC)「ニューサウスウェールズソーラーナンバーワン(New South Wales Solar No.1 Co., Ltd.)」だ。

発行株式は議決権のない転換優先株1億9339万2978株であり、今後普通株に1対1で転換可能である。発行価額は1株当たり2豪ドル(AUD)で、前日のソウル外国為替仲介売買基準相場(1AUD=1035.60ウォン)を適用すると韓国ウォンで約2071ウォンとなる。払込期日は9月30日の予定だ。設備資金は10月から2028年12月まで発電所建設に投入される。

高麗亜鉛は今回の増資とあわせてメリッツ側と満期3年のPRS契約も締結する予定である。公示によれば、高麗亜鉛は「新株引受機関1社を対象として発行する新株を基礎資産としたスワップ(PRS)契約を締結する予定」と明らかにした。

PRSは基礎資産価格の変動に伴う損益を契約当事者間で清算するデリバティブ契約である。メリッツSPCが豪州法人の増資に参加して持分を取得し、高麗亜鉛が当該持分の価値変動リスクを負担する構造として設計された。

今回調達した資金は豪州ニューサウスウェールズ(NSW)州リッチモンドバレー地域のプロジェクトに投入される。高麗亜鉛は200MW規模の太陽光発電所と275MW・2200MWh規模の長時間BESSを構築する計画だ。公示によれば、プロジェクトは10月に着工し、2029年1月に商業運転を開始する予定である。環境影響評価と送電網接続の承認も既に確保した。

プロジェクト持株会社であるリッチモンドバレーエナジーリザーブホールディングスは、高麗亜鉛が100%保有するサンメタルズホールディングス(Sun Metals Holdings)傘下アークエナジー(Ark Energy)の完全子会社である。アークエナジーは発電所の開発、建設、運営までを直接担うBOO(Build-Own-Operate)方式で事業を推進する。

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