韓国株式市場でいわゆる「愛国テーマ株」を巡る買いが続く中、銘柄ごとの株価の動きは鮮明に分かれている。一部銘柄はストップ高を付けた一方で、先に急騰していた銘柄には利益確定の売りが噴出し、大幅安となっている。

Hansung Enterprise(左)とMonami。/各社ホームページより

20日午前9時56分時点でJOOYONTECH(044380)は有価証券市場で前営業日より312ウォン(30.00%)高い1352ウォンで取引され、値幅制限の上限まで急騰した。

SONOKONGも530ウォン(23.19%)高の2815ウォンを付けた。

これらの銘柄は最近、オンラインコミュニティを中心に「国産ブランド」「老舗企業」などとして紹介され、いわゆる愛国テーマ株として注目を集めている。来年から有価証券市場の上場維持時価総額基準が引き上げられる中、上場廃止懸念のある企業を個人投資家が買い支えようとする動きが広がった影響とみられる。

一方、既存の愛国テーマ株として急騰していた一部銘柄はこの日急落した。

同時刻にEnex(011090)は660ウォン(23.96%)安の2095ウォンで取引され、Good Peopleは104ウォン(19.62%)安の426ウォンとなった。Hyungji Elite(-25.58%)、Hyungji Global(-23.63%)、Hyungji I&C(-20.59%)も大幅安となった。

愛国テーマ株の嚆矢とされるHansung Enterprise(003680)も6.82%下落中だ。

市場では、企業業績や事業競争力の改善ではなく需給によって株価が動いているだけに、ボラティリティに注意すべきだとの指摘が出ている。投資心理が別のテーマへ移るか、利益確定の売りが集中した場合、株価が急速に反転する可能性があるとの分析だ。

特に来年1月からKOSPIは500億ウォン、KOSDAQは300億ウォンへと上場維持時価総額要件が強化されるだけに、長期的には企業価値の改善が伴わなければ上昇基調を維持するのは難しいとの見方も出ている。

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