米国ナスダック市場に成功裏にデビューしたSKハイニックスが上場初日に13%近く急騰したものの、韓国の有価証券市場で本株は逆に10%を超えて暴落し、ディカップリング(脱同調化)現象を示している。
13日金融投資業界によると、10日(現地時間)にナスダック市場へ上場したSKハイニックスADR(SKHY)は公募価格(149ドル)比12.8%高の168ドルで取引を終えた。アリババなどを抑え、米国証券市場に上場した外国企業の中で過去最大規模の資金調達である。
ナスダック入城初日の急騰という超大型の好材料にもかかわらず、この日KOSPI市場でSKハイニックス(000660)本株は10%前後急落し、対照的な姿を見せている。
証券街では「上場好材料の織り込みによる材料出尽くし」と「2四半期(4〜6月)業績懸念」が複合的に作用し、韓国内のSKハイニックス株価を押し下げたと分析している。
ホ・ジェファン・ユジン投資証券研究員は本株とADRのディカップリング(脱同調化)現象について「基本的にADR上場に伴う期待感がすでに国内市場にすべて織り込まれたという『材料出尽くし』認識が強い」と述べた。
ホ研究員は続けて「短期の利益確定を行った資金が、足元の推移が良好な他の業種へ拡散移動する形の需給の動きが現れている」と付け加えた。
ここに一部グローバル投資銀行(IB)が出した売買戦略リポートが外国人の売りをあおったとの分析も出ている。金融投資業界によると、UBSは上場直前の報告書で「米国ナスダックに上場したSKハイニックスADRは買い(Long)し、韓国取引所の本株は売り(Short)せよ」という投資戦略を提示したりもした。
韓国証券街で提起された今年2四半期の業績コンセンサス(市場予想)下振れ見通しも投資心理に水を差した。
カン・ジンヒョク・新韓投資証券研究員も「SKハイニックスADRの興行にもかかわらず、2四半期の業績コンセンサス下振れ見通しのリポートなどが出て売り心理を刺激した」と説明した。
韓国投資証券はこの日、報告書でSKハイニックスの2四半期業績として売上高80兆9000億ウォン、営業利益60兆4000億ウォンを提示した。前年同期比でそれぞれ264%、556%と急増した好業績だが、市場コンセンサスである営業利益65兆ウォンよりは8%低い数値である。
チェ・ミンスク・韓国投資証券研究員は「競合他社に比べて高帯域幅メモリー(HBM)の売上比重が高く、市場平均より平均販売価格(ASP)の上昇率が低いためだ」と分析した。韓国投資証券は今年と来年の営業利益予想も従来比それぞれ9%、11%下方修正した。ただし、これを単純な「業績ピークアウト(頂点通過)懸念」と解釈してはならないとの指摘である。
チェ研究員は「今回の予想下方は業績懸念のためではなく、すでに締結された長期供給契約(LTA)を踏まえて価格仮定を現実化した結果だ」とし、「メモリー産業が3〜5年単位のLTA契約構造へと変化しつつあり、今や企業価値は短期的な四半期ごとのASP上昇率よりも『高い収益性がどれほど長期間安定的に持続するか』によって決まるだろう」と見通した。