ユジン投資証券が現代自動車(005380)の目標株価を従来の100万円から90万円へ引き下げた。足元でヒューマノイドロボット関連のモメンタムで急騰していた株価が利益確定に入ったうえ、2四半期の業績鈍化と人工知能(AI)への期待感が相当部分織り込まれたと判断したためである。ただしこれはファンダメンタルズの悪化というより短期的な調整局面だとして、投資意見「買い(Buy)」と最優先銘柄の見解は維持した。
イ・ジェイル・ユジン投資証券研究員は現代自動車の目標株価を90万円に引き下げ、投資意見「買い」を維持した。前営業日終値は44万5500ウォンである。
ユジン投資証券は現代自動車の今年2四半期の売上高を48兆8000億ウォン、営業利益を3兆1000億ウォンと予想した。営業利益は前年同期比14.4%減となり、市場コンセンサスをわずかに下回ると見込んだ。
業績鈍化の背景として販売不振が挙げられた。2四半期の現代自動車の卸売販売は中国を除くベースで前年比6.2%減の97万台にとどまると推定された。
同研究員は「新車ラインアップの空白期に安全工業の火災による部品供給の支障とインドのMobiis火災に伴う現地工場稼働率の低下が複合的に影響し、米・イラン戦争で中東向け輸出も打撃を受けた」と説明した。
下半期の新型アバンテとツーソンのフルモデルチェンジ発売を前に既存モデルの様子見需要が発生した点も販売不振要因として指摘された。電気自動車部門もKIAに比べ新車効果が限定的で、テスラと中国EVメーカーの攻勢も重荷となった。
ただし最近の株価調整は業績悪化というより期待感が先行したことに伴う自然な調整と解釈した。
同研究員は「ヒューマノイドロボットのモメンタムで株価が急騰した後、短期の利益確定が表れ、2四半期の業績不振とAIへの過度な期待感が織り込まれた影響も大きかった」とし、「最近の株価下落はファンダメンタルズ上の問題ではなく、期待値調整の過程と判断する」と述べた。
続けて「下半期は新型アバンテとツーソンの発売で新車の空白が解消され、グレンジャーハイブリッドやアイオニック3などの新車効果が上乗せされる」とし、「2四半期の業績不振はむしろ買いの好機になり得る」と付け加えた。