新韓投資証券は10日、カカオ(035720)について、本業は良好だが人工知能(AI)を活用した新規ビジネスモデルの収益化検証が必要だと分析した。投資意見は「買い(Buy)」を維持したが、目標株価は6万1000ウォンへ引き下げた。カカオの前日終値は3万3650ウォンである。
カン・ソゴ新韓投資証券研究員は「トークビズ・モビリティ・ペイの営業利益成長は可視化したが、AIを活用した新規ビジネスモデルの証明が必要だ」としつつ「8月のエージェント公開後、利用者体験を確認する必要がある」と説明した。
今年第2四半期のカカオの営業収益は前年同期比0.4%増の2兆368億ウォンと見込まれた。営業利益は22.5%増の2278億ウォン、営業利益率は11.2%を確保すると予想された。営業利益はコンセンサス(市場予想平均)である2226億ウォンに合致する見通しだ。
カン研究員は「広告はビジネスメッセージと新規面の需要で2桁の成長が続く」と述べ、「モビリティとペイはいずれも収益性を高め連結業績に寄与したが、コンテンツは不振となる見通しだ」とした。
トークビズの刷新と子会社の収益性改善により利益成長が続いているとの分析も出た。
ただし今後の成長ドライバーとなるAI機能のリリースは予想より遅延している。
カン研究員は「8月初めにカカオトーク内で検索とレコメンド、決済まで可能なエージェントを公開する見通しだ」としつつ「衣料、化粧品、旅行など既存のギフト機能を超えたコマース市場をカカオトーク内に取り込めるかどうかによって株価が決まる」と説明した。
続けて「AIプラットフォームおよびスーパーアプリの役割を志向しているだけに、オリーブヤング、MUSINSAのほか、最上位のバーティカル事業者をどれだけ早く合流させられるかがカギだ」と付け加えた.