キウム証券は10日、KT&G(033780)について、今年下半期の配当強化を柱とする新たな株主還元政策に対する市場の期待感が高まる可能性が大きいと見通した。投資判断は「買い」(BUY)とし、目標株価22万円を据え置いた。
パク・サンジュンキウム証券研究員は「KT&Gの2四半期連結基準の売上高は前年同期比9.2%増の1兆6910億ウォン、営業利益は14.5%増の4007億ウォンと推定される」とし、「想定より堅調な国内需要とドル高に伴う恩恵がたばこ部門の業績成長を牽引する」と分析した。
キウム証券によると、今年2四半期のたばこ部門売上は前年同期比12%増加し、営業利益率は0.7%ポイント改善する見通しだ。原材料投入単価の上昇負担はあるが、国内の紙巻き・加熱式たばこ(NGP)需要が堅調ななか、海外紙巻き販売量が着実に増えているためである。ウォン・ドル為替レート上昇(ドル高)の効果も利益改善を後押ししたと評価した。
パク研究員は、これまで不振だった健康機能食品(サプリメント)部門も国内売上が回復局面に転じ、営業利益の増加に寄与するとみている。
市場では、KT&Gが今回の2四半期の業績発表とともに公表する今年の中間配当に注目している。KT&Gは前回の1四半期業績発表時に「配当強化」を骨子とする新たな株主還元政策を下半期に発表すると予告していた。
パク研究員は「海外紙巻き売上の高成長と設備投資(Capex)縮小などに支えられ、KT&Gの株主還元余力は着実に拡大している」とし、「今回の中間配当の増配幅が大きく示される場合、今年と来年の予想1株当たり配当金(DPS)に対する市場の見方が大きく引き上がるだろう」と述べた。
続けて「配当強化を中心とする新たな株主還元政策への期待感が、今後の株価に先行して織り込まれる可能性が大きい」と付け加えた。