TIGER半導体TOP10 ETF。/未来アセット資産運用 ホームページ

未来アセット資産運用の「TIGER 半導体TOP10」ETFが指数算出ルールを逸脱し、無理にポートフォリオを変更したとして論争に包まれている。ほかの半導体ETFとの収益率および資金流入競争で出遅れると、10月の定期改編を待てずに規定の隙を突く便法を用いたということだ。

9日、金融投資業界によると、TIGER 半導体TOP10 ETFは定期変更時期を約3カ月前倒しした2日、SKスクエア、Jusung Engineering、ISU Petasysなど3銘柄を新規組み入れし、既存のHPSP、ISC、Soulbrainを除外した。

今回の銘柄入れ替えは、指数算出機関であるFnGuideの方法論を恣意的に解釈した結果だとの指摘である。TIGER 半導体TOP10 ETFが追随する「FnGuide 半導体 TOP10指数」の定期変更日は毎年4月と10月である。特定銘柄の比重が30%を超える場合の「随時比重改編」は存在するが、細則上「構成銘柄の変更はない」と線引きしている。

定期改編ではない場合に銘柄を変更するには正当な「特別変更」事由が必要だが、今回の銘柄変更はこれに該当しなかった。FnGuideの告知でも今回の銘柄変更に関するいかなる特別変更の案内や言及も見当たらなかった。

業界では、10月の定期改編日まで待つには時間がないと判断し、指数方法論内にセクター分類変更に関する具体的規定がないという盲点を突いて便法を用いたと見ている。指数会社のFnGuideと調整し、当該指数の半導体セクター分類自体を変更したうえで、これを名分としてETFポートフォリオを即時に改定する方式を選んだということだ。

改編反映の時点を守らなかった点も手続き違反の論争の一つだ。方法論上、随時比重改編は要件充足時に「月末営業日から3営業日後(T+3)」に反映することになっている。だが実際のポートフォリオに適用された日は7月2日で、規定より1日早い「2営業日後(T+2)」に前倒し反映されたことが確認された。

未来アセット資産運用側は、指数会社であるFnGuideのセクター分類変更に伴う正常な対応だとして手続き的正当性を主張した。

未来アセット資産運用の関係者は「定期変更日ではないが、指数会社が半導体セクター分類を変更したため、これに追随するTIGER 半導体TOP10 ETFも銘柄の新規組み入れ・除外を断行した」と述べ、「改編反映の時点も、個別銘柄の比重が上限を超えて実施する随時変更案件ではないため、月末営業日から2営業日後に行っても問題はない」と語った。

しかし金融投資業界では、未来アセットがETF運用の最低限のルールを崩したと強く批判した。最近、半導体ETF競争が激化するなか、資金流入不振を打開するために無理にポートフォリオ変更を敢行したと見ている。

実際、足元の収益率で「TIGER 半導体TOP10」は、比較対象の韓国主要半導体ETFの中で最も低い成績となった。直近1カ月の収益率は-16.51%で、マイナスの幅が最も大きかった。

競合商品である「KODEX AI半導体TOP2プラス」(-3.69%)、「HANARO Fn K-半導体」(-4.43%)、「SOL AI半導体TOP2プラス」(-5.85%)などと比べ、3〜4倍以上大きな損失を出した。

直近3カ月の収益率でも31.63%にとどまり、3桁の収益率を記録した「SOL AI半導体TOP2プラス」(115.13%)や「HANARO Fn K-半導体」(98.29%)、「KODEX AI半導体TOP2プラス」(80.39%)など競合各社の商品に比べ明確に出遅れた。

TIGER 半導体TOP10の収益率低迷は個人投資家の敬遠につながった。直近1カ月間、主要半導体ETFの中で唯一、大規模な個人マネーが純流出した。直近1カ月間で個人投資家は1954億ウォンを純売り越した。

同期間に「SOL AI半導体TOP2プラス」へ8233億ウォン、「KODEX AI半導体TOP2プラス」へ6632億ウォンの個人資金が流入したのとは正反対の動きだ。

直近3カ月基準でも、TIGER 半導体TOP10の純資金流入は1263億ウォンにとどまり、同期間に3兆3722億ウォンが集まったSOL商品や1兆1210億ウォンが集まったKODEX商品に比べて低調な成績となった。

国内のある資産運用会社の関係者は「規定された手続きを違反した不透明な変更は、投資家が持つETF商品および資本市場全体への信頼度を損ない得る」と述べた。

取引所の関係者は「指数内のセクター変更や産業分類体系を改編することは指数会社が決定する領域だ」としつつ、「今回の件に関連して、指数構成の変更など運用会社で規定違反があったかどうかを検討する」と述べた。

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