金融監督院が2026年上半期に少額海外送金事業者を相手に随時検査を実施した。金融監督院が少額海外送金事業者に対し資金洗浄の有無を検査したのは、2017年に少額海外送金業が解禁されて以来初めてである。最近、少額海外送金業の規模が拡大し資金洗浄に利用される可能性が高まったことから、事前予防の観点で検査を行ったとされる。
8日金融当局によると、金融監督院は最近、少額海外送金事業者であるモイン、イナインペイ、Hanpassの資金洗浄防止(AML・Anti Money Laundering)体制の運用実態を点検するための随時検査を実施し、検査結果を精査している。資金洗浄とは、麻薬、詐欺、横領、ボイスフィッシングなど犯罪で得た不法収益を複数の金融取引を経て出所を隠し、正規の資金のように見せかけることを意味する。
少額海外送金事業者は、特定金融情報法上、住所、連絡先など顧客のShinwonと金融取引の目的、資金の源泉などを確認しなければならない。さらに、特定の金融取引が資金洗浄やテロ資金供与に当たると疑うに足る相当な根拠がある場合には、取引内容を金融委員会金融情報分析院(FIU)に報告しなければならない。今回の金融監督院の検査は、少額海外送金事業者が当該事項を順守したかを確認するために実施されたとされる。
金融当局は2017年に、金融会社ではないフィンテック企業も1件当たり3,000ドル、年間3万ドル以下を海外に送金することを認めた。金融監督院によると、少額海外送金業の登録企業は2017年の12社から2024年には27社へと倍以上に拡大した。
少額海外送金額は2017年4四半期の1,400万ドル(約212億ウォン)から2019年1四半期の3億6,500万ドル(約5,558億ウォン)へ大きく増え、現在も上昇基調を維持している。少額海外送金件数も同期間に2万2,000件から55万件へと急増した。
金融監督院関係者は「現在、検査内容を精査しており、必要であれば制裁の要否を検討する計画だ」と述べた。