モルガン・スタンレーが半導体株の業績モメンタム(成長動力)はピークを越えたとして、サムスン電子、SKハイニックス、マイクロンなどメモリー半導体関連株の比重を縮小するよう勧告した。

モルガン・スタンレーのロゴ。/ロイターニュース1

7日金融投資業界によると、投資銀行(IB)のモルガン・スタンレーは前日、顧客向けに送付したリポートで「半導体中心の狭い上昇相場が終盤に差し掛かり、市場の主導株が徐々に拡散する局面に入りつつあると判断する」と記した。

リポートはMeta(メタ)の余剰人工知能(AI)コンピューティングの外部販売のニュースを、半導体業績下方修正の理由として説明した。リポートは「Meta(メタ)の余剰AIコンピューティング容量の外部販売発表は、こうした変化が始まっていることを示す事例だとみる」とし、「半導体は結局ハイパースケーラー(超大型データセンター企業)のAI投資に依存する産業である以上、ハイパースケーラーが投資増加のスピードを調節し始めれば、半導体の業績期待も同時に低下し得る」と診断した。

半導体株に代わる主導株としてはハイパースケーラーを提示した。リポートは「最近の半導体株急落は、市場の主導株が他業種へ移行する初期シグナルである可能性が高い」とし、「短期的には半導体の比重を減らし、ハイパースケーラーを選好する」と記した。

このほか消費財と運送、地域銀行、バイオも恩恵を受ける銘柄として挙げた。バイオは金利低下とM&A拡大の恩恵を受ける可能性が高く、消費財は財の消費回復と業績改善が期待されるとの分析である。

先にモルガン・スタンレーはコロナ特需で半導体好況がピークに達していた2021年8月に「メモリー、冬がやって来る(Memory, Winter is Coming)」リポートを発行した。その後、半導体ダウンサイクルが到来し予言が的中したことで、市場でのモルガン・スタンリーのリポートの波及力が増した。

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