KOSPIが2日、4.46%下落して取引を開始した。前日、米国株式市場を強打した「AIバブル論」と半導体投げ売りの衝撃がそのまま波及し、韓国の株式市場は寄り付きと同時に8000台が崩れた。
KOSPIは前営業日比370.31ポイント(4.46%)下落した7933.10で寄り付いた。市場を牽引していた半導体の主力銘柄があっけなく崩れ、時価総額上位銘柄も投げ売りに耐えられず一斉に急落している。恐怖心理が市場を支配し売りが殺到すると、寄り付きから9分で売りサイドカーまで発動した。
有価証券市場で外国人は寄り付き直後に9000億ウォン近くを純売りとしている。個人が8000億ウォン近くを純買いでこれを防いでいるが、指数の下落は食い止められていない。
KOSDAQ指数も前営業日比24.82ポイント(2.67%)下落した904.53で取引を開始した。外国人が純売りとなる一方、個人と機関が純買いしている。
前日のニューヨーク株式市場の主要3指数はそろって下落した。ダウ工業株30種平均は前日比13.96ポイント(-0.03%)安の5万2305.24で取引を終えた。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は前日比16.13ポイント(-0.22%)安の7483.23、ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比173.69ポイント(-0.66%)安の2万6040.03でそれぞれ引けた。
米国株式市場はAIインフラ投資の減速懸念が広がり、半導体セクターを中心に売りが続いた。
この日ブルームバーグは、Meta(メタ)が自社AIデータセンターの余剰コンピューティング資源を外部企業に販売するクラウド事業を推進中だと報じた。Meta(メタ)はAIデータセンター構築に大規模投資を断行している中核企業であるだけに、今回の事業推進がAIインフラ投資のペース調整につながり得るとの市場の不安感が強まったとみられる。
マイクロン・テクノロジーが10.57%急落し、サンディスクも10.62%下落した。AMD(-6.89%)、インテル(-9.03%)も急落し、人工知能(AI)チップの主力銘柄であるエヌビディアも1.25%下落した。
一方、Meta(メタ)は8.80%急騰し、マイクロソフトとアップルもそれぞれ2.84%、2.66%上昇した。
過去に米国のサブプライムローンに端を発した金融危機を予測した投資家で、映画「ビッグ・ショート」の実在モデルであるマイケル・バリーが半導体株で空売りポジションを構築したという報道も、米国と韓国の半導体株下落に影響を与えたとみられる。
6月30日(現地時間)にCNBCなど海外メディアによると、マイケル・バリーはサムスン電子とSKハイニックスなど韓国のメモリー企業の大規模投資計画に言及し、「今日の株価上昇の直接的な原因は韓国で発表された大規模支出だ」としつつも、「これを『終わりの始まり(beginning of the end)』とみており、(バブルがしぼむのは)もはや時間の問題にすぎない」と述べた。