本記事は2026年7月1日16時05分にChosunBiz MoneyMove(MM)サイトに掲出された。
SKエコプラントが子会社のSKオーシャンプラント売却に向けた優先交渉対象者との交渉期間を延長した。地域社会の反発で長期にわたり膠着していた取引が地方選挙の終了で政治的負担を和らげたうえ、戦略的投資家(SI)の再合流の可能性まで高まり、再びスピードが出るとの期待が出ている。
1日、投資銀行(IB)業界によると、SKエコプラントと優先交渉対象者であるディオ션資産運用は、排他的交渉期間を7月31日まで1カ月延長することで合意した。売却対象はSKエコプラントが保有するSKオーシャンプラントの経営権持分36.98%で、取引規模は4000億ウォン台中後半で取り沙汰されている。
SKエコプラントと優先交渉相手のディオション資産運用間の交渉は昨年下半期から続いていたが、慶南・固城の地域社会の反発が強まり、なかなか進展しなかった。固城郡の中核事業所であるだけに雇用と地域経済への影響を懸念する声が相次ぎ、地方選挙を前に売却問題が地域の政界イシューに飛び火する可能性も、交渉を鈍らせた要因とされた。
市場では、地方選挙が終わったことで交渉を制約していた政治的負担が相当程度緩和されたとみている。地域社会の懸念が完全に解消されたわけではないが、選挙を前に売却協議を急ぎにくかった状況からは脱したとの評価だ。これにより、売り手と買い手の交渉はもちろん、投資家構成や取引スキームをめぐる最終調整にもスピードがつくとの見方が出ている。
足元では投資家構成にも変化が感知される。ディオション資産運用コンソーシアムのSIであるOsung Advanced Materialがケイ造船の買収戦に参加し、事実上SKオーシャンプラントの取引から離脱していたが、最近ケイ造船の売却が不成立となり、コンソーシアムに復帰する可能性が高まったとの観測が出ている。
Osung Advanced Materialの復帰が現実化すれば、コンソーシアムの資金調達環境も改善すると業界はみている。一部の財務的投資家(FI)が離脱し、新規投資家の確保作業が続いてコンソーシアム構成に不確実性が残っていたが、中核SIが復帰すれば取引成立の可能性も一段と高まるとの評価だ。
ディオション資産運用も取引成立に向けた多様な方策を検討中だ。地域社会の反発を考慮し、子会社を優先的に買収する案など、取引スキームの変更可能性も協議したとされる。同時に新規投資家の確保と既存投資家の再編作業も並行している。
業界関係者は「今回の交渉期間延長は、地方選挙終了後に再び取引を前進させるための措置とみられる」と述べ、「地域社会との協議が続くなか、投資家構成まで固まれば交渉も速やかに進展する可能性がある」と語った。