金融機関の仮想資産転換と運用を支援しているオンチェーン(On-Chain・ブロックチェーン上のネットワーク)金融プラットフォーム企業のラムダ256が、オンチェンデータサービス「ノディット・データシェア(Nodit Datashare)」のオープンベータ(Beta・試験サービス)を発売したと1日明らかにした。
ノディット・データシェアは、ブロックチェーンの原データを検証・正規化した後、顧客の「クラウドストレージ(Cloud Storage・インターネットを通じて遠隔にデータを保存し、必要時にどこからでもアクセス・共有できる保存サービス)」へ直接届ける。
当該サービスは、金融機関、仮想資産事業者(VASP・Virtual Asset Service Provider)、企業のデータ組織の▲分析▲人工知能(AI・Artificial Intelligence)▲トレーディング(Trading・取引)▲コンプライアンス(Compliance・遵法監視)▲財務チームなどが対象である.
ノディット・データシェアは、ブロック、トランザクション(Transaction・取引)、レシート、ログなどチェーン単位の記録から、トークン送信、保有者、コントラクト(Contract・契約)、残高変化などのデコーディングデータ(Decoding Data・暗号化されたデータを人が読める、またはコンピュータが元通り処理できる本来の形に戻す過程)、分散型取引所(DEX・Decentralized Exchange)の取引データとステーブルコイン指標など分析用テーブルまで、業務目的に合わせて提供する。
ファイル形式はParquet、CSV、JSONをサポートする。一回限りの過去データ積載と定期配信方式を選択できる。活用分野は資金・カストディ(Custody・受託)報告、監査資料の作成と過去ウォレット履歴の再構成、ウォレット分類と不正取引検知、流動性およびステーブルコインのフロー分析などである。
財務・カストディチームは複数チェーンの残高と資産移動をモニタリングできる。監査・税務チームは資金出所を追跡できる取引履歴を再構成できる。AI・リサーチチームは正規化されたオンチェーンデータを既存のモデルとデータパイプラインに連携できる。
ノディット・データシェアのベータ期間には、顧客が自社のクラウド環境でデータ品質とスキーマ適合性を検証できるよう、ワークスペース(Workspace・作業空間)当たり3回のデータセット(Dataset・データ集合)の配信を無償で支援する。
顧客は商用契約に先立ち、ファイル形式、配信過程、クエリ(Query・求める情報を要求する命令)可否を直接確認できる。以後、ノディットのデータチームと▲対応チェーン▲データ範囲▲履歴期間▲配信周期▲保存場所などの運用要件を協議できる。
キム・ジェホンラムダ256事業リードは「機関がブロックチェーンデータを実務に活用するには、オンチェーンデータの加工と検証に多くのリソースが必要だ」と述べ、「ノディット・データシェアはこの先行作業をデータインフラ段階で解決し、顧客が分析、報告、コンプライアンス業務に集中できるよう支援する」と語った。