ハンファ生命の少額株主連帯が主要株主である預金保険公社を訪れ、積極的な株主価値の向上に乗り出すよう促した。ハンファ生命が年間1兆ウォンを超える営業利益を上げながらも株価が額面(5000ウォン)を下回っているだけに、10%の持ち分を保有する預金保険公社が株主権を積極的に行使すべきだという主張である。
1日、ハンファ生命少額株主連帯はソウル中区の預金保険公社本社を訪れ、金融整理部保険整理チームに「預金保険公社立場文発表要請書」を提出し、約1時間にわたり面談を行った。要請書には、公的資金の責任ある回収と株主価値向上のための預金保険公社の公式見解の表明を促す内容が盛り込まれた。
株主連帯は、ハンファ生命が毎年1兆ウォンを超える営業利益を記録しているにもかかわらず株価が額面を下回っている状況について、深刻な過小評価状態だと診断した。それにもかかわらず、ハンファ生命は配当や自社株消却などの株主還元策を示すよりも、エキュオンキャピタルの買収に乗り出すなど規模拡大にのみ集中していると指摘した。
これにより、主要株主である預金保険公社が積極的な株主権行使に乗り出すべきだと要求した。預金保険公社はハンファなど系列会社(45.05%)に次いで2番目に多い約10%の持ち分を保有している。
パク・パンソ ハンファ生命少額株主連帯代表は「ハンファ生命が株主価値向上のためのいかなる行動もしないから、最も力のある株主のところへ来た」と述べ、「預金保険公社の持ち分損失も甚大なのに、株主権行使をしない理由が気になる」と語った。
預金保険公社はこの日の面談で、株主連帯の主張に一部共感する姿勢を示した。その上で、株主価値を毀損するおそれがある案件については株主総会での議決権行使の可否を検討してきており、ハンファ生命にも報告書や対面・電話での面談を通じて株主価値向上計画を継続的に質すなど、積極的な株主活動を続けていると説明した。
株主連帯は、キム・ドンウォン ハンファ生命社長の持ち株比率が0.03%にすぎないだけに、今後の承継過程で預金保険公社保有持ち分を引き受ける可能性も排除できないと主張した。預金保険公社は現在、預保債償還基金を通じてハンファ生命の持ち分約10%を保有しており、来年末まで残余持ち分の売却を検討中である。株主連帯は、株価が過小評価された状況で持ち分を売却した場合、公的資金回収にも不利な「叩き売り」につながり得ると指摘した。
ただし預金保険公社は、年内にハンファ生命の持ち分を叩き売りするという株主連帯の主張には一線を画した。来年、預保債償還基金の存続期限が終了するのは事実だが、売却時期と価格はまだ検討段階だという説明である。
最後に株主連帯は、預保に対し、メディアや公式見解などを通じてハンファ生命の株主価値向上の意思を公に示すよう求めた。パク代表は「単に見守る傍観者ではなく、国民の血税が投入された公的資金を責任を持って回収するためにも、今回の要請書に対して積極的かつ実質的な株主価値擁護の回答を示すべきだ」と強調した。