韓国株式市場で外国人投資家が過去最大規模の純売り越しとなった。29日1日だけでサムスン電子とSKハイニックスなど電気・電子業種を中心に7兆7000億ウォンを純売り越した。ただし外国人の大規模な売り浴びせにもKOSPIは小幅安で引けた。半導体以外の業種へ循環物色が起きたとみられる。

韓国取引所によると、外国人投資家がこの日有価証券市場で純売り越した規模だけで7兆7000億ウォンとなった。2月に記録した過去最大の純売り越し(27日7兆ウォン)の記録を塗り替えた。電気・電子業種を中心に直近7取引日で外国人の累計純売り越し規模は25兆ウォンに達する。

李在明大統領とサムスン電子の李在鎔会長、SKグループの崔泰源会長が29日、青瓦台迎賓館で開かれた韓国大跳躍3大メガプロジェクト国民報告会で手を取り合っている/News1

銘柄別では韓国株式の「ツートップ」であるサムスン電子とSKハイニックスを最も多く売った。この日、外国人はサムスン電子とSKハイニックスをそれぞれ3兆8000億ウォン、3兆3000億ウォン純売り越した。安寄りした2銘柄は午後に入って一時下落幅を縮小する場面もあった。韓国政府が「3大メガプロジェクト国民報告会」を通じてホナム圏に第2の半導体生産拠点を造成し、総額800兆ウォン規模の投資に踏み切るという知らせが伝わった時期だった。ただし大引け間際に売り物が噴出し、サムスン電子は5%近く下落した。

専門家は、外国人が一斉に半導体株を売りに出した理由について、アップルの製品価格引き上げやOpenAIの新規株式公開(IPO)延期など、グローバルなテック株に影響を及ぼした悪材料が作用したためだと分析している。今年は両銘柄の株価が急騰した分、純売り越し金額が史上最大を記録した。

また、韓国政府が発表したホナム圏に第2の半導体生産拠点を造成する大規模投資計画も、半導体株の投資心理に影響を与えたというのが専門家の評価だ。

ただし外国人の大規模な純売り越しが市場に与えた衝撃は大きくなかった。むしろこれまで続いた半導体偏重で資金が流入していなかった他の業種へ「循環物色」の様相が現れた。

この日、有価証券市場で上昇した銘柄は820、下落した銘柄は88にとどまった。LGエナジーソリューションとサムスンSDIなど2次電池関連が堅調で、現代自動車やサムスンバイオロジクスなど時価総額上位銘柄が総じて上昇した。

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