サムスン電子とSKハイニックスを中心に韓国株式市場で半導体への偏重が続き、投資家の悩みが深まっている。指数も急騰落するなか、分散投資と併せて待機資金を効率的に管理する戦略の重要性が増している。
こうした環境で余裕資金を短期運用できる戦略として発行オンダ(発行短期社債)が注目を集めている。株式市場のボラティリティが大きい状況で、保有現金の一部を発行オンダ(発行短期社債)で運用しつつ株式の買い場を待てるためだ。とりわけ高い信用格付けを持つKB証券の発行オンダ(発行短期社債)に投資家の関心が高い。
発行オンダ(発行短期社債)は、発行体が自己信用で発行する満期1年以内の短期金融商品である。投資家は定められた期間、資金を預け入れ、発行体が約定した収益率に従い元本と収益金を受け取る構造だ。預金金利より高い収益率を期待しつつも1年以内で資金を回す投資家に適した商品である。
KB証券はとりわけ高い信用格付けを保有しており、注目される。KB金融持株(KB金融持株会社)系列の証券会社であるKB証券の信用格付けはAA+だ。発行オンダ(発行短期社債)は預金者保護の対象商品ではないため、期待収益率と同様に発行体の信用格付けも入念に見極める必要がある。
KB証券が扱う商品タイプも多様だ。KB証券は随時式・約定式・CMA発行オンダ(発行短期社債)型の商品に加え、ステップアップ(Step-up)・積立式の発行オンダ(発行短期社債)商品も販売している。
随時式は短期の待機資金を柔軟に運用したい投資家に適しており、約定式は投資期間が定められている一方でより高い収益率を期待できる。CMA発行オンダ(発行短期社債)型は少額資金でも運用でき、投資待機資金の管理手段として活用度が高い。
また積立式の発行オンダ(発行短期社債)は12カ月の積立期間が満了すると自動償還される構造で、1カ月満期の発行オンダ(発行短期社債)を月複利方式で12カ月間積み立てる商品である。
ステップアップ型の発行オンダ(発行短期社債)は段階別の収益率が適用される構造で、中途償還してもそれまでの段階に適用された収益率は維持され、現在の回次についてのみ中途償還収益率が適用される。投資期間を定めにくいが一定期間は資金を運用したい投資家に有利だ。
KB証券の25日基準における個人顧客のウォン建て発行オンダ(発行短期社債)の収益率は、随時式が年2.10%、約定式は1カ月が年2.10%、3カ月が年2.70%、6カ月が年3.20%、9カ月および12カ月が年3.60%の水準である。
ステップアップ型発行オンダ(発行短期社債)の場合、3カ月単位の商品は1回次が年2.70%、2回次が年3.20%、3〜4回次が年3.60%で、6カ月単位の商品は1回次が年3.20%、2回次が年3.60%となる。積立式の発行オンダ(発行短期社債)は年4.00%水準だ。収益率は税引き前基準であり、市場金利や社債金利、発行体の調達環境などにより変動し得る。
ただし留意点もある。発行オンダ(発行短期社債)は発行体の信用リスクが反映される商品であり、発行体の財務状態が悪化した場合は元本損失が生じる可能性がある。投資家は提示された収益率だけでなく、発行体の信用格付け、投資期間、中途償還条件、自身の資金運用目的を併せて確認すべきだ。
KB証券は今後、発行オンダ(発行短期社債)市場で信用力と商品競争力を基盤に、顧客ごとの資金運用需要に合わせたマーケティングを強化する計画である。