NH投資証券は25日、LGエナジーソリューションについて、米国電気自動車(EV)市場の不振で業績改善のペースは鈍いものの底は通過しているとして、投資判断「買い(Buy)」を維持した。目標株価は割引率の調整を反映し、従来の61万円から58万円へと4.9%引き下げた。
チュ・ミヌNH投資証券研究員は「米国EVの不振と生産ライン転換コストで自動車部門の収益性が予想より低い」としつつも、「これは底を通過する過程で表れる一時的な影響にすぎない」と評価した。
同研究員は下半期から業績の改善基調が本格化すると見通した。米国電気自動車市場のマイナス成長が和らぐなか、一部顧客企業による電池在庫の積み増しが再開し、エネルギー貯蔵装置(ESS)の新規受注とテスラの販売好調が業績をけん引するという説明である。
とりわけESS事業は下半期の黒字転換とともに約90ギガワット時(GWh)規模の新規受注が期待できると分析した。テスラも欧州とアジアで販売の強さが続いており、自動運転ソフトウェア(FSD)の承認国が拡大するにつれ、円筒形電池の需要増につながる可能性が高いと展望した。
NH投資証券はLGエナジーソリューションの今年第2四半期の連結ベース売上高を7兆4000億ウォンとし、前年同期比33%、前四半期比14%の増加と推定した。営業利益は2181億ウォンで市場コンセンサス(2075億ウォン)を上回ると予想した。
北米完成車メーカー(OEM)から受け取る6000億ウォン規模の設備補償金が業績に一部反映される点もポジティブに評価した。これにESS部門の先端製造生産税額控除(AMPC)と関税還付効果が加わり、収益性が改善すると見通した。
小型電池事業もテスラの欧州・アジアでの販売好調の影響で前四半期比10%成長し、従来の会社ガイダンスを上回ると展望した。
同研究員は「米国EVの不振より、下半期にESSとテスラがもたらす業績改善に注目する必要がある」とし、「市場も次第に底通過への認識を共有するだろう」と述べた。