KB証券の年金資産管理サービスが注目を集めている。KB証券は「年金顧客の体験を最優先に」というビジョンの下、営業店と年金資産管理センターを有機的に連携させた統合年金顧客管理体制を構築した。対面と非対面を組み合わせた相談システムで一段進化した年金サービスを提供する。
KB証券は顧客別のオーダーメード資産管理サービスを強化し、直近3年間の個人型確定拠出年金(IRP)積立金成長率で1位となった。金融監督院統合年金ポータルの公示によると、昨年末の証券業界基準でKB証券のIRP3年平均成長率は56%で、業界平均(38%)を大きく上回った。確定拠出型退職年金(DC)分野でも成長率上位5位に入った。
KB証券の年金コンサルティングは、顧客ごとの年金資産構造とライフサイクル、退職時点、老後の目標などを総合的に診断することから出発する。診断後には、年金マスター・プライベートバンカー(PB)が個人の財務状況と投資性向に適したオーダーメードの年金ソリューションを提示する。アフターケアも充実している。
KB証券関係者は「短期の収益率を高めることにとどまらず、中長期の観点から安定的な年金資産の成長を支援することが中核戦略だ」と説明した。
一方でKB証券は組織のケイパビリティを強化するため、既存の年金本部を今年年金グループへと拡大改編した。また個人と法人の顧客を区分して専門のコンサルティング人員を配置し、より体系的な管理システムを構築した。
全支店に配置された年金マスターPBは厳格な内部基準を通じて選抜される。営業店を訪れる顧客は年金マスターPBと1対1のオーダーメード年金相談を受けられる。専門性の高い年金マスターPBは難易度の高い年金イシューについても深掘りのコンサルティングを提供する。年金グループ所属の税理士、労務士、保険数理士(アクチュアリー)など分野別の専門家も直接参加し、税制関連の制度変更や受給戦略などに関する深掘りのコンサルティングを提供するためだ。
非対面の相談チャネルも高度化した。年金資産管理センターのプライムPBによる電話相談とモバイルトレーディングシステム(MTS)「KBマブル(M-able)」内の相談予約機能を通じ、顧客は希望する時間に専門相談員のオーダーメードコンサルティングを受けることができる。
商品とサービスの側面でも、デフォルトオプション、推奨ポートフォリオ、自動投資ソリューションなど年金特化機能を継続的に高度化している。
KB証券はYouTubeチャンネルとソーシャルメディア(SNS)も積極的に活用している。YouTubeチャンネル「ケビ証券 マブルTV」とKB証券のソーシャルメディアを活用し、ショートフォーム中心のコンテンツを制作、年金制度と投資戦略をわかりやすく親しみやすく伝えている。とりわけMZ世代を含む多様な年齢層が年金に自然と関心を持てるよう、ストーリーテリングと視覚的要素を強化したコンテンツを打ち出している。
あわせてオンライン・オフラインの教育コンテンツを拡充し、社内社員の教育も強化して、退職年金が「難しく複雑な金融商品」という認識を改善している。
ソン・サンウンKB証券年金グループ長は「信頼を土台に年金コンサルティング体制と専門人材を継続的に強化してきた取り組みが成果につながっている」と述べ、「今後も会社員顧客、MZ世代、年金受給顧客など多様な顧客層の需要に合わせた差別化された年金特化商品と相談サービスを拡大する計画だ」と明らかにした。