年金基金が有価証券市場で5営業日間に1兆5623億ウォン相当を売り越した。年金基金の相当部分を占める国民年金が今月末の資産配分リバランス(資産再調整)猶予終了を前に国内株式を先行して売却しているとの分析が出ている。
23日韓国取引所によれば、年金基金は17日からこの日までの5営業日間に有価証券市場で1兆5623億ウォン相当を純売り越しした。直近1カ月間では約2兆8000億ウォンを純売り越しした。
国民年金は今年1月に国内株式市場のボラティリティが高まると、これに対応するため資産配分基準を暫定的に緩和した。その後、先月の基金運用委員会で今年の国内株式目標比率を14.9%から20.8%へ引き上げ、戦略的資産配分(SAA)の許容範囲も広げた。
しかし今年に入りKOSPIが5000ポイント(p)から9000pまで急伸し、国民年金の国内株式比率は2月に24.5%から30%以上へ上昇したとされる。
市場では、国民年金が資産配分リバランス猶予措置の終了を前に株式を先行して売却した措置だと解釈している。イ・ギョンミン大信證券研究員は「19日基準で国民年金ポートフォリオ内の国内株式比率は31.4%まで拡大したと推定される」と述べ、「リバランスに伴う売り玉の出回り圧力が次第に拡大し得る」と分析した。
キム・ソンジュ国民年金公団理事長はこの日、国民年金が保有していた株式が大量に市場に出回り株式市場が下落し得るとの懸念について「金もうけだけを目標にする民間なら大量に放出したり押し目買いするだろうが、国民年金は極めて慎重に行動する」と語った。国内株式投資比率の調整に関しては「市場ショックを最小化するという公共性の原則の下、国内株式市場の状況と相場動向を総合的に勘案して判断していく」と述べた。
韓国取引所によれば、直近1カ月間で年金基金の純売り越し1位銘柄はサムスン電機で7770億ウォンに達する。続いてSKスクエア4749億ウォン、未来アセット証券2921億ウォン、斗山2117億ウォン、LGイノテック1879億ウォン、サムスン電子優先株1858億ウォンの順に集計された。
直近1カ月間で年金基金の純買い越し上位銘柄はNAVER4709億ウォン、SKハイニックス4415億ウォン、現代モービス1777億ウォン、サムスン生命1120億ウォン、新韓持株1015億ウォンなどだった。
この日のKOSPI指数は前営業日比9.99%(910.71ポイント)安の8203.84で取引を終えた。下落幅の基準で史上最大の下げである。