NH投資証券は15日、サムスン生命に対し、サムスン電子の株価が上昇し、非金融持分価値が企業価値の大半を占める構造が一段と強まっていると評価した。投資意見は「買い(Buy)」を維持し、目標株価を45万円に7.7%引き上げた。サムスン生命の株価は前営業日38万5500ウォンである。
NH投資証券は、サムスン生命とサムスン電子の株価連動構造が当面固定化すると見通した。サムスン生命が保有するサムスン電子持分(8.5%)の価値が全体企業価値に占める比重が大きく拡大したためである.
サムスン生命にとってサムスン電子の堅調な業績と配当、株価上昇は十分にポジティブな要因と評価された。サムスン生命の本業、特に保険損益が明確な成長モメンタム(成長動力)なしに停滞した局面で、持分価値と配当収益の増加はサムスン生命の全体企業価値の拡大につながるためである。
ただしこれは両刃の剣にもなり得る。チョン・ジュンソプNH投資証券研究員は「サムスン電子の株価上昇局面では強力な株価上昇の原動力になるが、逆にサムスン電子の株価が調整を受ける時は直接的な下押し圧力として作用し得る」と説明した。
カギは、サムスン生命が2027年に受け取る予定のサムスン電子の特別配当をどう活用するかにあるとみられる。特別配当は一時的だが、年間の経常利益を大きく上回る規模である。これをどう活用するかによって、サムスン生命の株主価値と中長期の金融部門の企業価値が大きく変わり得る見通しである。
チョン研究員は「特別配当はサムスン生命の株主への還元と将来に向けた再投資へとつながるべきであり、その水準と方向が株主が納得できるほど合理的であってこそ、有意義な金融部門の企業価値拡大につながり得る」と説明した.
NH投資証券は、サムスン生命が遅くとも2027年3月の株主総会以前にバリューアップ政策を発表し、この株主総会で関連内容が盛り込まれると予想した。