米国の宇宙企業スペースXの企業公開(IPO)に参加していた未来アセット証券が公募株を一株も割り当てられず、韓国の投資家の不満が高まっている。
14日、金融投資業界によると、未来アセット証券は韓国の証券会社の中で唯一スペースX公募株の分譲申し込みを実施したが、最終の割当数量を確保できなかった。当初、市場では未来アセット証券が約231万株の公募株を割り当てられると予想していたが、実際の割当は行われなかった。
これにより、分譲申し込みに参加した投資家の間では不満が相次いでいる。一部の投資家はスペースX公募株の組み入れ期待から関連商品に投資したが、結果的にいかなる数量も確保できなかったとして失望感を示した。
一方で、主幹事であるゴールドマン・サックスと共同主幹事JPモルガンの割当決定に基づく結果である以上、未来アセット証券の責任とみなしにくいとの意見も出ている。
今回の事態は関連する上場投資信託(ETF)運用会社にも影響を及ぼした。未来アセット資産運用と韓国投資信託運用はスペースXの公募株を自社の宇宙産業ETFに組み入れる計画だったが、頓挫した。
ただし韓国投資信託運用は、公募株の割当には失敗したものの、上場初日に場内買いを通じて一部の数量を確保したと説明した。
未来アセット証券は、分譲申し込みに参加した個人・法人のプロ投資家および機関投資家の証拠金を全額返金しており、分譲申し込みの過程で公募株を割り当てられない可能性がある点を事前に案内していたと明らかにした。
一部の投資家は、日本の証券会社には数量が割り当てられた一方で韓国の証券会社は除外されたとして不満を提起しており、金融当局や国民申聞鼓(韓国のオンライン民願システム)などに民願を提出した事例もあるとされる。
一方、スペースXは12日(現地時間)、ナスダック上場初日に公募価格比19.34%上昇の161.11ドルで取引を終えた。今回のIPOを通じて750億ドルを調達し、米国株式市場で史上最大規模の上場記録を打ち立てた。