Hanmi Pharmaceutical本社の全景。/News1

ハナ証券は8日、Hanmi Pharmaceuticalに関し、最近イーライ・リリーと大規模な技術移転契約を締結したなか、今年下半期にも追加の技術移転を期待できると評価した。投資判断は「買い(BUY)」を維持し、目標株価を従来の64万円から71万円へ10.9%引き上げた。前営業日の終値は49万4000ウォンである。

Hanmi Pharmaceuticalは1日、短腸症候群(SBS)治療候補物質「ソネペグルタイド」(Sonefpeglutide、課題名:LAPSGLP-2 analog)をイーライ・リリーに技術移転(L/O)したと明らかにした。

総契約規模は12億6000万ドル(約1兆9000億ウォン)で、このうち返還義務のない前受金(Upfront)は7500万ドル(約1130億ウォン)だ。総契約金に対する前受金比率は約6%だ。ハナ証券は、最近のグローバル・ライセンスアウト動向と希少医薬品の契約条件を勘案すると、成功的な交渉結果だと分析した。

キム・ソナ・ハナ証券研究員は「市場が小さい希少疾患領域でリリーのような巨大ビッグファーマが参入すると予想しにくかったため、今回の契約は極めて異例のサプライズだ」と述べ、「すでに肥満関連の主要標的ペプチドを大半確保したリリーが、Hanmi Pharmaceutical物質の優れた半減期(臨床第2相で確認された月1回投与の可能性)に相当な魅力を感じたとみられる」と説明した。

ソネペグルタイドは現在グローバル臨床第2相を進行中で、来年第2四半期に終了する予定だ。毎日投与が必要な既存治療薬(テデュグルタイド)と比べ、利便性の面で圧倒的優位にあるというのがハナ証券の分析である。

ハナ証券は、今回の契約に短腸症候群以外にも、2型糖尿病(T2D)、クローン病など小腸機能低下に関連する他疾患への適応拡大オプションが含まれたと推定した。

今回の契約でHanmi Pharmaceuticalが年初に示した年間ガイダンスを達成することになった。多数の潜在的パートナー企業と基本契約条件(タームシート)調整を終えた有望物質が待機していることから、今年下半期の追加パイプライン拡大の可能性も高まっている。

下半期に追加ライセンスアウトが期待される中核パイプラインとしては、▲三重作用の肥満治療薬「HM15275」▲筋肉増加代謝疾患治療薬「HM17321」▲先天性高インスリン血症治療薬などが挙げられる。とりわけ筋肉増加剤HM17321は単回投与漸増試験(SAD)を終え、早ければ7〜8月中に臨床データが公開される予定だ。

キム研究員は「ソネペグルタイド契約を通じてHanmi Pharmaceuticalのグローバル交渉力が立証された以上、今後、肥満治療候補物質の併用臨床オプション追加など有利な条件での技術移転の可能性が大きく開かれた」とし、「今年下半期の製薬・バイオセクター内で最優先銘柄(Top pick)との見方を維持する」と語った。

業績見通しも明るい。ハナ証券が推定したHanmi Pharmaceuticalの今年の連結基準売上高は前年対比9.7%増の1兆6981億ウォン、営業利益は2596億ウォンだ。来年は売上高2兆0432億ウォン、営業利益3826億ウォンで、規模と収益性がともに改善すると見込まれた。

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