本記事は 2026年6月2日 15時05分に ChosunBiz MoneyMove(MM) サイトに掲載された。
ロボットソリューション企業の Clobot が、斗山グループのシステムインテグレーター(SI)企業である斗山ロジスティクスソリューションの単独買収を進める。 当初は財務的投資家(FI)として参画したプライベート・エクイティ・ファンド(PEF)運用会社と組んで共同買収を推進したが、FIが離脱したと把握されている。
2日、投資銀行(IB)業界によると、Clobot は最近、斗山グループのSI企業である斗山ロジスティクスソリューションを単独で買収する方向に取引構造を転換した。 3月に斗山ロジスティクスソリューションの優先交渉対象者に選定されてから約3カ月ぶりである。
Clobot は当初、PEF運用会社のペクトゥスカンパニー(ペクトゥスPE)と共同買収を進めた。 斗山が保有する斗山ロジスティクスソリューションの持ち分100%を取得する構造で、持ち分取得後の追加出資を含めて総額1200億ウォンを投資する方針だった。
ペクトゥスPEは、サムジョンKPMG出身のハン・ドゥヒョン代表が設立したPEF運用会社で、Clobot と斗山ロジスティクスソリューション買収に先立ち、財務・税務デューデリジェンス、バリュエーション、法務デューデリジェンス、ビジネスデューデリジェンスなどを進めたが、最近になってコンソーシアム参加中断の方針を決めたと把握されている。
重複上場の禁止方針が原因になったとされる。 Clobot 傘下で斗山ロジスティクスソリューションを物流自動化の専門企業へ転換し、別途上場後に投資資金を回収する計画だったが、政府が親会社・子会社の重複上場を原則禁止する方針を定めたためである。
実際に金融委員会は、重複上場を原則的に禁止するガイドラインで、上場親会社の子会社による単独上場を原則として禁ずることにした。 とりわけ、分割・買収の有無に関係なく、営業の独立性や経営の独立性などを満たさない場合は上場を不許可とすることにした。
Clobot は、FIとして名乗りを上げていたペクトゥスPEの離脱にもかかわらず、斗山ロジスティクスソリューションの買収を引き続き推進する方針だ。 直近の黒字転換の遅れと株価下落が続く中で、斗山ロジスティクスソリューションの買収を成長の突破口として打ち出したためである。
Clobot はロボット管制ソフトウェアと自律走行ソリューションの専門企業で、自社の技術を斗山ロジスティクスソリューションの倉庫管理システム(WMS)・倉庫制御システム(WCS)などに組み合わせ、ロボットから倉庫オペレーションまでを提供する「フルスタック」事業者へと転換する計画である。
買収資金の調達に向けた有償増資も進めている。 会社は株価下落などで有償増資の募集総額が縮小する場合、買収対価の一部を保有現金で支払う方策まで用意したと把握された。 8月の取引完了を目標に据えた。
IB業界のある関係者は「政府の重複上場禁止方針が、買収コンソーシアムのFIの回収戦略までを直接揺さぶった事例だ」としつつ、「子会社の上場を前提にしたSIとFIの共同買収スキームは、今後さらに萎縮せざるを得ないだろう」と語った。
一方、斗山グループによる斗山ロジスティクスソリューションの売却は、事業ポートフォリオ再編の一環として進められた。 斗山グループは原子力などエネルギー中心への事業構造転換を決定し、昨年末から斗山ロジスティクスソリューションの売却を進めたと把握された。