NH投資証券が総合投資口座(IMA)事業の拡大と企業金融の競争力強化のために、4000億ウォン規模の有償増資を実施する。
NH投資証券は最大株主であるNH農協金融持株を対象とする4000億ウォン規模の第三者割当による有償増資を決定したと2日明らかにした。
今回の増資で調達した資金はIMA事業と企業金融、リスクマネー投資拡大のための資本基盤強化に活用する予定である。NH投資証券は、最近投資家の関心が高まっているIMA事業を本格的に拡大するには、十分な資本余力と財務健全性の確保が必要だと説明した。
IMAは、証券会社が顧客資金を企業金融やリスクマネーなどに運用しつつ元本以上の償還能力を備える必要がある事業であり、高水準の自己資本と健全性が求められる。NH投資証券の2026年1〜3月期(第1四半期)基準の営業用純資本比率(NCR)は159.3%で、主要大手証券会社と比べ相対的に低い水準である。
増資を終えるとNH投資証券の個別基準の自己資本は約9兆ウォン規模に拡大する。これによりIMAと発行オンダ(発行短期社債)事業の運用余力も高まる見通しである。
足元で急増した信用取引需要に対応する目的もある。NH投資証券は先月、信用供与限度に達し、一部の信用供与サービスを中断した経緯がある。信用供与限度は自己資本規模に連動するため、資本拡充が実現すれば関連サービスの提供余力も拡大すると予想される。
今回の有償増資は最大株主であるNH農協金融持株が参加する方式で進める。新株発行価額は1株当たり3万1100ウォンで、基準株価に対するディスカウントなしで決定した。
ユン・ビョンウンNH投資証券代表理事は「今回の有償増資は短期的な資本拡充を越え、将来の成長事業の競争力を確保するための戦略的な決定だ」と述べ、「確保した資本を効率的に活用して収益性と企業価値を高め、究極的には株主価値の向上につなげられるよう最善を尽くす」と明らかにした。