サムスン電機が21日、取引序盤に8%超上昇している。高密度エネルギー貯蔵のための半導体素子であるシリコンキャパシタを米国ビッグテックに供給する契約を締結したとの報に買いが集まったとみられる。
この日午前9時31分時点で有価証券市場においてサムスン電機は前営業日比8万9000ウォン(8.39%)高の115万ウォンで取引されている。取引序盤には121万9000ウォンまで上昇し、上場来高値を更新した。
サムスン電機はグローバル大手企業に約1兆5570億ウォン規模の「シリコンキャパシタ」を供給する契約を締結したと前日に公示した。契約期間は来年1月から2028年12月までの2年間である。
秘密保持条件により契約相手は契約満了前には公開されないが、業界では米国ビッグテック企業の一社とみている。サムスン電機の主要顧客はエヌビディア、AMD、アマゾン、マーベルなどである。
シリコンキャパシタは人工知能(AI)サーバー用グラフィックス処理装置(GPU)や高帯域幅メモリー(HBM)など高性能半導体の内部に搭載され、電力供給の安定性を高める役割を果たす。
KB証券はこの日、サムスン電機の目標株価を従来の140万ウォンから160万ウォンへ引き上げた。
イ・チャンミンKB証券研究員は「サムスン電機はシリコンキャパシタ事業でファブレス(半導体設計)の役割を担うため、デザイン・テスティングのみ進めればよく、追加の製造設備投資がなくても売上高が大きく、速く増加し得る」と述べた。
特にシリコンキャパシタの単価が極めて高い点から、サムスン電機の関連営業利益率は30%を上回ると推定した。
同研究員は「今後、市場の高成長および顧客群の拡大に支えられ、シリコンキャパシタ関連実績の爆発的な成長が期待される」とし、「特にパッケージング基板の内部にシリコンキャパシタを内蔵するエンベデッド基板は、サムスン電機だけのユニークで強力な製品になる」と付け加えた。