18日に下落で始まったKOSPI指数が寄り付き直後に下げ幅を広げ、急落基調を示している。米国とイランの戦争が長期化の様相を呈するなか、米国債金利が急騰し、リスク資産への投資心理が急速に萎縮した。米中首脳会談は終了したが、市場の予想に反して目立った成果はなかった。
寄り付き直後にKOSPI200先物が急落し、有価証券市場では前営業日に続き2日連続で売りサイドカーが発動された。KOSPI200先物指数が5%以上下落した状態が1分以上続く場合に売りサイドカーが発動される。
この日KOSPI指数は前営業日比49.89ポイント(0.67%)安の7443.29で始まったが、寄り付き直後に下げ幅が拡大し、7140水準まで押し下げられる場面もあった。午前9時25分時点でKOSPI指数は3%超下落し、7250水準で推移している。
有価証券市場では外国人が5000億ウォン規模で売り越す一方、個人と機関は買い優勢だ。年金基金も買い越している。外国人資金が大幅に流出し、ドルに対するウォン相場は1500ウォンを上回った。
KOSPI指数は15日に場中8000ポイントを突破した後、大幅な調整を受けている。年初来だけでもKOSPI指数が史上初めて5000ポイント、6000ポイント、7000ポイントを突破し、8000ポイントまで超えると、短期過熱への懸念が強まった。短期で急騰した分、投資家の利益確定意欲が強いなかで調整幅が大きくなっているとみられる。
米国債金利が急騰(債券価格下落)したことも投資心理を萎縮させている。米国内2年債利回りは年4%を上回り、10年債利回りは4.6%に迫った。国債金利が急騰するとリスク資産への選好が急低下し、先週末の米国株式市場も一斉に下落した。主要3指数はいずれも1%超下げた。
キム・ユンジョンLS証券研究員は「米国とイランの戦争が長期化する可能性への懸念から国際原油価格が大幅に上昇し、国債金利の急騰で投資心理も萎縮した」と述べ、「最近、指数が連日で史上最高値を更新する状況で、変数に敏感になったテクノロジー株に利益確定の売りが集中し、指数の下げ幅が拡大している」と説明した。
これまで指数上昇ラリーを主導した半導体・原子力発電・電力機器・ロボティクスなど人工知能(AI)エコシステム関連株が一斉に下落している。SKスクエアが5%超下落し、現代自動車グループもそろって軟調だ。アーニングショックの衝撃でHANMI Semiconductorは15%超下落している。
KOSDAQ市場にも売り物が大量に出ている。KOSDAQ指数は7.25ポイント(0.64%)安の1122.57で寄り付いた。寄り付き直後に5%超下落する場面もあった。