DB証券はサムスン生命について、サムスン電子の評価益が増加し株価がサムスン電子と連動する可能性が高まったと評価した。これに伴い目標株価を従来の23万5000ウォンから33万2500ウォンへ引き上げたが、自力で株価を押し上げる材料が不足している点を踏まえ、投資判断は「維持(Hold)」を維持した。
先にサムスン生命は2026年1〜3月期の純利益が1兆2036億ウォンだったと公示した。前年同期比で89.5%増加し、コンセンサス(証券会社の業績予想平均)7564億ウォンを大きく上回った。
イ・ビョングンDB証券研究員は「サムスン電子の配当金収入の増加と、証券や資産運用など関係会社の業績好調が影響した」としつつも、「即時年金の引当金戻入と不動産売却益による5250億ウォンの一時的な投資利益が予想超過の最大の理由だ」と分析した。
前年の2000億ウォン台の不動産売却益実現によるベース効果を勘案しても、今年の当期純利益は前年より増加すると予想した。
サムスン生命はサムスン電子の特別配当期待が織り込まれた株価上昇局面でも「1株当たり配当金(DPS)右肩上がり」の原則を維持するとの立場を強調した。イ・ワンサムサムスン生命経営支援室長(CFO)は「DPSを過去5年間、年平均16%以上成長させてきており、少なくとも経常利益以上に増加させる」と述べた。
イ・ビョングン研究員は「ただし配当金があまりに多く増加する場合、数年に分けて配当することも検討すると言及しており、市場の一部が期待する急激なDPS増加の可能性は高くないと判断される」と述べた。これにより前年対比16%増の6200ウォンのDPSを予想した。
サムスン電子の評価益が上昇することで株価にも肯定的な影響を及ぼすと期待される。DB証券によると、サムスン生命のサムスン電子評価益は純資産価値の85%に迫る。
同研究員は「自己資本利益率(ROE)と配当利回りも2%水準で、サムスン電子の株価に連動せざるを得ない状況だ」としつつも、「自社固有の株価ドライバーはないという点から投資判断は『維持(Hold)』を提示する」と述べた。