国土交通部傘下の住宅都市基金の約14兆ウォン規模の余資を運用する委託運用社(OCIO)として未来アセット資産運用とKB証券が選定された。長年にわたり住宅都市基金の資金を受託してきたNH投資証券は高い運用成績を上げながらも脱落する異変が起きた。
業界内外では、最近与党と政府が推進している「農協改革」案が今回の審査に一部影響を及ぼした可能性があるとの解釈が出ている。NH投資証券が農協金融(NH農協金融)系列であるだけに、大規模な政府資金の運用を任せることに負担として作用した可能性があるということだ。
8日金融投資業界によると、住宅都市基金は前日、NH投資証券と未来アセット運用、KB証券など3社を対象に運用計画と報酬体系などを評価した結果、未来アセット運用とKB証券を優先交渉対象者に選定した。国土交通部は近く各社に最終結果を通知する予定だ。
評価の結果、未来アセット運用が最も高い点数を獲得し、続いてKB証券、NH投資証券の順だったが、3社間の点差は1点前後にすぎなかったとされる。
業界では安定的な運用成績を上げたNH投資証券の脱落を異例と受け止めている。NH投資証券と未来アセット証券は2018年から2回にわたり住宅都市基金のOCIOに選定され、成績に応じて受託規模を差等配分する構造の下、NH投資証券がより多くの資金を運用してきた。
今回の審査に精通するある関係者は「農協組織全般に対する構造改革が行われている状況が今回の決定に直接・間接的に影響を及ぼしたという分析が出ている」と語った。
未来アセット運用とKB証券は7月から業務を開始し、今後4年間にわたり住宅都市基金の資金を運用する予定だ。住宅都市基金は住宅清約貯蓄(住宅の予約加入貯蓄)・国民住宅債券を通じて資金を造成しており、前年末基準の余資規模は約14兆4000億ウォンである。