このニュースは2026年4月21日17時02分にChosunBiz MoneyMoveサイトに掲載された。
自律走行ソフトウェア専門企業ストラドビジョンのKOSDAQ市場上場における公募の盛り上がりに赤信号が灯った。過去の高値で参入した財務的投資家(FI)が大規模に損失防御のリフィクシング(転換価格調整)を実行したため、上場日に発行株式の半分が流通するという需給不安リスクを抱えることになったからだ。
21日、投資銀行(IB)および金融投資業界によるとストラドビジョンは上場時の流通株式数を全上場予定株式数の48.97%に当たる2607万5572株に設定した。上場初日に全株の半分近くが取引されうる計算で、今年上場を推進する企業の中で上場日流通株式比率が最も高いと把握された。
通常、上場初日の流通株式比率は30%前後に設定される。買い需要が限られる中で売り物が過度に増えれば株価は上場直後に急落する懸念があるためだ。先月上場したIMBiologicsは上場日の流通株式数を全体の24%に制限した事例もある。
外部からの資金調達が頻繁だったことが原因と指摘される。ストラドビジョンは自動車向けAI認識ソフトウェアの開発・供給を専門とする企業で2014年に設立された。その後、開発費調達などを目的に転換優先株(RCPS)や新株予約権付社債(BW)などを相次いで発行し、3000億ウォンを超える資金を注入した。
主要投資家の大半がロックアップ(保護例)ではなく投資金の早期回収を選択した。特に戦略的投資家(SI)に分類される現代モービス、現代自動車、LGエレクトロニクスでさえ保護例を確約しなかった。上場日に流通可能な物量の73.15%に当たる1907万5572株が機関投資家など旧株主保有分として集計された。
ここにリフィクシングが重なった。過去の高値で投資したFIらが大規模にダウンラウンドのリフィクシング権を行使したため株式数が大幅に増加したからだ。プライベートエクイティ(PEF)運用会社のLSSE Private Equity(엘에스에스PE)なども、リフィクシングで増えた株式について保護例を確約しなかった。
具体的には、엘에스에스PEなどが2021年7月に投資した約400億ウォン規模の4-1回次RCPSがリフィクシングで大幅に増加した。当初約146万ウォンで設定して投資した1株当たり単価が後続の投資ラウンドで105万ウォン程度に引き下げられ、後続投資の発行単価に調整された。
4-1回次RCPSの株数は初め約2万7000株から普通株転換後3万7845株になった。約40%近く増加し、その後100対1の額面分割まで加わり4-1回次RCPSは最終的に378万5400株となった。ストラドビジョンの上場日流通株式数の15%がリフィクシングで増加した計算になる。
最大株主であるグローバルの電装企業Aptivもリフィクシングにより保有株数を増やした。Aptivが2022年5月に約680億ウォンを投資して確保した4-2回次RCPSは当初4万6000株からリフィクシング後6万4739株に増加した。ただしAptivは保有株の全量について3年の保護例を確約した。
潜在株式も公募の盛り上がりの障害と見なされる。ストラドビジョンの従業員等に付与された株式購入権(ストックオプション)だけで210万4900株に達するためだ。上場後1年以内に行使可能な株式は188万5250株だ。行使価格は665~2500ウォンで、公募価格レンジ(1万2400~1万4800ウォン)を大きく下回る。
証券業界のある関係者は「最近の株式市場の活況と公募株市場の好調は好材料だが、売り物が過度に出れば株価は急落しうるため新規投資家は注意が必要だ」と述べた。「リフィクシングで1株当たり単価を下げた大半のFIが上場日に一斉に投資金回収に動く可能性も大きい」。
一方、ストラドビジョンは今回の上場で700万株を新株として募集する。希望公募価格レンジ(バンド)は1万2400~1万4800ウォンと提示した。バンド上限基準の公募金額は1036億ウォン、上場後の時価総額は7880億ウォン程度と推算される。上場主幹事はKB証券が担当した。