上場初期に投資家の期待を一身に集めたKOSDAQアクティブ上場投資信託(ETF)が、足元の地政学的リスクやSam Chun Dang Pharmショックなど相次ぐ内外の悪材料を直撃で受け、マイナスの泥沼にはまった。底が見えない収益率を防御するため、運用会社はポートフォリオのリバランスに死活を懸けている。とりわけTimefolio Asset Managementのある商品は、直近で比重1位銘柄を6回も入れ替えるなど、極端なボラティリティ相場に機敏に対応している。
20日基準でTimefolio運用が打ち出したTIME KOSDAQアクティブETFの比重1位銘柄はVITZRO CELLである。VITZRO CELLはリチウム一次電池を生産する企業で、主に軍需・産業用分野に製品を供給している。
TIME KOSDAQアクティブETFの場合、ETF内の比重1位銘柄が上場以後29取引日の間に6回入れ替わった。上場直後の4取引日間はEcoProが比重1位を占めたが、その後はABL Bio、Sam Chun Dang Pharm、再びABL Bio、ISC、SILICON2、VITZRO CELLの順に変わった。
同日に上場したサムスンアクティブ資産運用のKoAct KOSDAQアクティブETFとは対照的な動きだ。この商品は上場当日である先月10日の1日間だけQurientが比重1位銘柄を占めたにすぎず、その後はSungho Electronicsが一貫して1位の座を維持している。
Timefolio Asset Managementは上場初期の市場ショックを最小化するため、時価総額上位銘柄を中心にポートフォリオを構成したが、その後はバイオを主導株に切り替えることを試みたとみられる。最近は半導体部品や化粧品素材企業など、全方位に視線を向けてボラティリティ相場に対応している。
Timefolio Asset Management関係者は「最近は業績が良い企業と素材・部品・装備(装置産業)企業を中心に主導銘柄を検討中だ」と説明した。
KOSDAQアクティブETFは上場当時に投資家の注目を集めたが、なかなかKOSDAQ指数に勝てていない。先月10日からこの日までKOSDAQ指数は3.27%増加したが、これら商品の収益率はむしろ下落した。
KoAct KOSDAQアクティブETFの場合、上場初期に1〜2%台の収益率を記録したが、7日には収益率が-17.95%まで下落した。ただし損失率の縮小に成功し、この日まで収益率は-4.61%まで戻している。
TIME KOSDAQアクティブETFの場合、上場以後一貫してマイナスの収益率を記録している。この商品も同様に、7日に最低収益率の-19.24%を記録した後、徐々に収益率が改善しているものの、この日も-11.68%を記録するなど、なかなか反発できない様相を示している。
問題は、収益率を守るための頻繁なリバランスが、かえって毒になり得る点である。銘柄を頻繁に入れ替えると売買コストが増え、これがそのまま投資家負担のその他費用に転嫁されるという指摘も出ている。
ただし、ある運用業界関係者は「アクティブETFの場合に発生するその他費用は、すでに総保守(信託報酬等の総経費)に織り込まれている」と説明した。