新韓投資証券はKTに対し、ハッキング事故の影響で1四半期は期待値を下回る業績が見込まれる一方で、自社株買いの効果により緩やかな株価上昇が続くと16日に展望した。
同時に投資意見「買い(Buy)」を維持し、目標株価を従来の7万2000ウォンから7万5000ウォンに引き上げた。前営業日のKTの終値は6万4400ウォンである。
キム・アラム新韓投資証券研究員は「違約金免除期間中に約23万人の加入者が離脱した」と述べ、「6カ月間100ギガバイト(GB)のデータを支給する特典を提供し、1人当たり平均支払い額(ARPU)が一時的に低下していると把握している」と語った。
今年のKTの1四半期予想売上高は6兆7400億ウォン、営業利益は5173億ウォンを記録すると予想した。前年同期比で売上高は1.5%、営業利益は24.9%減少する水準だ。営業利益は市場期待値の5204億ウォンを下回る見通しだとした。
ただし販売費は7.5%増加する見通しだ。KTは販売費を通信3社の中で最も短い21カ月で償却しているが、SKテレコムのハッキング事態以後に加入者の変動が累積したためである。
このほか、顧客感謝パッケージのうち使用量に基づく精算費用、研究・開発(R&D)、ネットワーク子会社の補修再算定など一時的な費用増加要因も存在する。
キム研究員は「新任最高経営責任者(CEO)体制が安定化する下半期に向かうほど業績が改善することが期待される」として、1四半期の1株当たり配当金を610ウォンと予想した。
KTは今月1日から2500億ウォン規模の自社株買いを開始した。これは企業価値向上計画(バリューアッププログラム)の一環で、KTは2025年から4年間で総額1兆ウォン規模の自社株買い・消却を推進中である。
キム研究員は「需給効果は日平均売買代金の約10%水準で、少なくとも自社株買い期間(4月1日〜9月9日)には緩やかな株価上昇が続く見通しだ」とし、「外国人投資家の持ち株比率上限が埋まっている点は惜しいが、米国預託証券(ADR)プレミアム(本国で取引される元株価より高く形成される現象)は依然としてKTへの選好を示している」と述べた。