国民年金が2026年1四半期にKOSDAQのソブジャン(素材・部品・装備)企業の持ち株比率を引き上げたことが分かった。KOSPI大型株中心の基調は維持しつつも、KOSDAQ上場企業の持ち株拡大に関する公示件数は前四半期より小幅に増加し、変化を見せた。
5日、国民年金基金運用本部の「1四半期の株式大量保有内訳」を分析した結果、KOSPI関連の公示は106件、KOSDAQは36件となった。全公示のうちKOSDAQ銘柄の比率は25.35%で、前四半期(22.52%)比2.83%ポイント上昇した。国民年金は上場企業の持ち株が5%以上、もしくは1%ポイント以上の変動があれば公示義務が発生する。
国民年金はKOSDAQ市場で歩幅を広げ、持ち株拡大に速度を上げている。2025年4四半期の公示基準で国民年金が持ち株比率を大きく引き上げた銘柄はTES(8.43%)、PSK(8.14%)など8%台にとどまったが、2026年1四半期に入ってからは10%台まで持ち株を引き上げた事例も登場した。
実際に国民年金は最近、Daejoo Electronic Materialsの持ち株を10.04%まで拡大し、集中的な買い姿勢を示した。2025年まで持ち株比率が5%未満だった点を踏まえると、攻撃的な比率拡大である。
Daejoo Electronic Materialsは最近、スペースXの恩恵銘柄として括られ、市場の注目を集めている。スペースXの太陽電池の量産見通しに伴い、関連する中核素材を供給するとの期待感が織り込まれた結果とみられる。
国民年金が持ち株比率を9%以上に引き上げた企業としてはWONIK MaterialsとTESが名を連ねた。国民年金はWONIK Materialsの持ち株を2025年の8.64%から2026年1四半期に9.77%まで1.13%ポイント引き上げた。TESの場合、国民年金の持ち株は2025年の8.43%から9.44%に増加した。WONIK MaterialsはWONIKグループの中堅企業で、半導体やディスプレーに必要な高純度特殊ガスを生産する会社だ。TESは半導体前工程の中核装置を製造する企業である。
そのほか、医療人工知能(AI)の3billionをはじめ、ABL Bio(バイオ)、YGエンターテインメント(エンタメ)、最近は光通信テーマで浮上したTaihan Fiberoptics、フィンテック企業のKONA Iなども株式大量保有リストに新たに名を連ねた。
一方、有価証券市場(KOSPI)で国民年金はHandsomeとParadiseなど株価純資産倍率(PBR)が低い割安銘柄を集中的に買い入れたことが分かった。保有比率の増加幅で見ると1位はParadise、2位はHandsomeが占めた。Paradiseの持ち株比率は2025年の7.13%から2026年1四半期に11.37%へ大きく跳ね上がり、Handsomeの持ち株も2025年の6.29%から9.55%へと3.26%ポイント拡大した。