ドナルド・トランプ米大統領がイラン戦争を近く終結させる意向を示し、国際原油価格が下落すると、前日に急騰していた韓国株式市場は11日も急伸して始まった。
この日のKOSPI指数は126.13ポイント(2.28%)高の5658.72で取引を開始し、5600台を回復した。寄り付き直後から2%を超える急騰基調が続いている。
現物市場では海外投資家が約1000億ウォンを純売り越している一方で、KOSPI200先物市場では約500枚を純買い越している。個人は現物市場で1000億ウォンの買い越し優位だ。
グローバル投資市場では、イラン戦争が近く終結するとの見方が慎重ながら浮上している。米国とイスラエルがイランを空爆した後に国際原油価格が急騰し、インフレ懸念が強まるなど米国経済への負担が増すと、「タコ」(TACO・Trump Always Chickens Out・トランプはいつも怖気づいて引き下がる)が繰り返されるとの見通しが出ている。
ホワイトハウスは10日、イランに対する軍事作戦について「ドナルド・トランプ大統領が軍事作戦の目標が完全に達成されたと判断すれば終了する」と述べた。トランプ大統領も今回の作戦を「短期的な旅路」に例え、軍事作戦を早期終結する可能性を示唆した。
ファン・サネLS証券研究員は「原油急騰に伴うインフレ圧力と戦費による予算圧迫が可視化されるほど、TACOが登場する可能性が高まる見通しだ」と分析した。
Barrel当たり100ドルを超えていた国際原油価格も下落し、落ち着きを取り戻す雰囲気だ。主要国が戦略備蓄原油の放出を検討するとの報に、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)はBarrel当たり86ドル水準まで下がった。米国株式市場では投資家の様子見姿勢が見られた。米国の株価指数は小動きの中でまちまちとなった。
リスク資産への投資心理が回復し、韓国株式市場には資金流入の様相だ。この日、有価証券市場の時価総額上位銘柄は一斉に上昇している。半導体や造船株、金融株に加え、防衛関連株も堅調だ。ハンファオーシャンが10%超上昇しており、未来アセット証券やSeAH Besteel Holdingsなど最近急騰していた銘柄の株価も上昇基調だ。
KOSDAQ指数も上昇基調だ。この日のKOSDAQ指数は17.80ポイント(1.56%)高の1155.48で取引を開始し、寄り付き直後から1.5〜1.8%の上昇が続いている。