この記事は2026年3月6日15時32分ChosunBiz MoneyMoveサイトに掲載された。
ファッションプラットフォームMUSINSAの投資専門子会社MUSINSAパートナーズがプレミアム幼児・子供服ブランド「ドタミプロジェクト」に戦略的投資を実行した。子ども1人に出費を惜しまないいわゆる「ゴールドキッズ消費」の拡大を受けてキッズファッション市場の主導権を握る狙いだとみられる。
6日、投資銀行(IB)業界によればMUSINSAパートナーズは最近、幼児・子供服ブランドドタミプロジェクトを運営するドタミプロジェクトの新規資金調達に参加し、約20億ウォンを出資した。他の財務的投資家(FI)を伴わずMUSINSAパートナーズが単独投資家として参加したと把握された。
ドタミプロジェクトはキッズファッションブランドで2023年に始まった。鮮やかな色彩を強調した幼児・子供服でInstagramなどのソーシャルメディア(SNS)を中心に若い親の注目を集めて認知度を拡大し、2024年に53億ウォンの売上を計上した。今年は売上100億ウォン達成を目標にしている。
MUSINSAパートナーズは近年の親世代がSNSに親和的な世代である点に注目してドタミプロジェクトへの投資を決めたと伝えられる。実際ドタミプロジェクトが多様な色で発売した乳幼児用よだれかけは育児のVログ必需品とまで呼ばれ、昨年5000枚以上売れた。
いわゆるゴールドキッズ消費に支えられキッズファッション市場が急成長している点が投資につながった。ゴールドキッズ消費は子どもが1人の家庭が子どもへの投資を増やす現象で、2020年に1兆8000億ウォン程度だった韓国の幼児・子供服市場規模は2024年に2兆5000億ウォンに拡大した。
最近では「テンポケット」という言葉まで登場した。子ども1人のために両親だけでなく祖父母、叔母、叔父まで財布を開くという意味で、25〜39歳女性が主要顧客のMUSINSAのライフスタイルプラットフォーム29CMでは昨年下半期のキッズファッション取引額が前年同期比で284%増加した。
MUSINSAパートナーズがドタミプロジェクトを皮切りに幼児・子供服への投資を増やすとの見方もある。MUSINSAが29CMを活用してキッズファッション商材へのカテゴリー拡張を本格的に進め始めたためだ。29CMは昨年ソウル・ソンスドンにキッズセレクトショップ「イグキッズ成手」も展開した。
IB業界関係者は「MUSINSAパートナーズはこれまでファッションブランドを早期に発掘しMUSINSAプラットフォームにつなげる先鋒の役割を果たしてきた」と述べ、「最近プレミアムキッズファッション市場は不況に左右されにくい領域と見做されており幼児・子供服ブランドへの投資がさらに増えるだろう」と語った。
一方ドタミプロジェクトは今回確保した投資資金を活用してブランド内の幼児・子供服商品群の拡大に乗り出す方針だ。あわせてSNS基盤のオンラインモール運営にとどまらずポップアップ店舗運営、百貨店への出店などオフライン接点の拡大も本格的に推進する予定と伝えられた。