年初から短期間で急騰したKOSPI指数が米国・イラン戦争という外部悪材料に直面し、大きく揺れている。とりわけ指数と大型株が10%以上乱高下する異例の現象が生じた。規模(時価総額)が大きい指数全体と大型株が大きく変動した背景に、規模が400兆ウォンに成長した上場投資信託(ETF)の影響が強まったという専門家の分析が出ている。
6日韓国取引所情報データシステムによると、KOSPI指数が急落した3月3日〜4日、機関に分類される「金融投資」勘定は有価証券市場で1兆3110億ウォンを純売り越した。該当する2取引日間、KOSPI指数は18%超下落した。
この期間、個人投資家はKOSPI指数を追随するETFを純売りしたと推定される。個人がETFを売買すると、流動性供給者(LP)である証券会社が設定・償還の過程で当該ETFの構成銘柄を売買し、この数量が金融投資の需給として集計される。
年初にKOSPI指数が急騰した際にも、個人のETF需要が指数上昇を主導しているという分析が複数回出ていた。個人のETF需給が反映される金融投資は1〜2月の2カ月間で20兆5410億ウォンを純買い越したことが分かった。
韓国金融投資協会の統計によると、ETF市場の純資産総額は4日基準で356兆ウォンに達する。年初のETF市場は298兆ウォンで300兆ウォンを下回っていたが、約2カ月で50兆ウォン超拡大した。
急成長したETF市場が逆に指数と大型株の乱高下に影響を及ぼす現象が生じているということだ。ある資産運用業界関係者は「市場で個別銘柄を売買するのに比べ、最近はETFを売買するケースが大幅に増えた」とし、「最近の指数と大型株の乱高下に影響があるようだ」と説明した。
とりわけETFを運用する際に「バスケット取引」を活用するため、株価に与える影響が大きくなる。バスケット取引とは、複数の銘柄を一つの籠に入れるように、10銘柄以上の異なる銘柄を束ねて一括で注文を出す一括売買方式である。
特定指数を追随する、あるいは特定テーマ型ETFに組み入れられていた原資産に対する売りバスケットが執行されると、組み入れられている個別企業の株式が一括で売却されるため、株価が同時に下落するためである。
イ・サンホンiM証券リサーチセンター部長は「ETFの買い注文が入るとバスケットで買いが進み、株価を押し上げる影響力が大きくなり得る」としつつ、「サムスン電子やSKハイニックスなどの大型株のボラティリティが大きくなったのは個別銘柄の買いもあるが、これらの銘柄を組み入れる多様なETFが多いためだ」と説明した。