KOSPI指数が今年に入ってからだけで40%以上上昇するなど異例の急騰ラリーが続く中、株価連動派生結合社債(ELB)などで早期償還の事例が相次いでいる。通常は基礎資産価格が大きく上がるほど収益率が高まるが、株価の上昇・下落の限度(ノックアウトバリア)を一度でも超えると低い水準の確定利回りしか受け取れない「ノックアウト」(Knock-out)が発生する。
28日金融投資業界によると、未来アセット証券が昨年発売したKOSPI200を追随するELB37本のうち11本でノックアウトが発生した。
未来アセット証券が昨年2月末に発行した「未来アセット証券3534」ELBは最高利回り年8%、ノックアウト条件は115%に設計された。基礎資産であるKOSPI200の初回基準が346.4ポイントだった点を踏まえると、満期までに744.7ポイントを上回れば元本に利回り2%しか得られない。ところが1月27日にKOSPI200指数が745.1ポイントまで上昇し、ノックアウトが発生した。
ELBは株価連動証券(ELS)と異なり、投資金の大部分を安全資産である債券に投じる元本保証型商品である。通常の満期は1年で、ELSより期待収益は低いが、年2〜3%台の定期預金より高い収益を追求する投資家の需要が堅調だった。ただしノックアウトが発生すると、最高利回りの代わりに限定的な水準の収益のみを受け取って償還される。
NH投資証券が昨年4月に発売した「NH投資証券2651」ELBも先月28日のKOSPI200急騰でノックアウト(初回基準価格の120%超過)が発生した。最高利回りは12%だったが、投資家は2%の利回りにとどまった。
KOSPI指数は直近1年間で2650水準から5960水準へ124.9%急騰し、KOSPI200は351.9から886.9へ150%超上昇した。時価総額上位200銘柄で構成されるKOSPI200の特性上、大型株中心の上昇局面で変動幅がより大きかったとみられる。
未来アセット証券関係者は「ノックアウトが発生したELB商品は、設計自体がKOSPI200が115%以内で1年間もみ合うと有利になるように設計されたものだ」と述べ、「元本保証の可能性を高めつつKOSPIが1年間もみ合うと考える投資家が加入したが、これを的中させるのは容易ではない」と語った。
このようにボックス圏にとどまっていた株式市場が昨年から期待以上に速く上昇したことで、もみ合いを前提に設計された一部ELB商品の構造がむしろ投資家に不利に作用する事例が増えている。専門家は市場の変動性が大きくなった分、商品の構造と条件を綿密に吟味して投資する必要があると助言した。
ある大手証券会社関係者は「ELBは相場がもみ合うときに収益を極大化できる商品だ」とし、「今年や昨年末のように指数の上昇基調が急になると(投資家は)かえって利回りが大きく低下し得る」と述べた。
キム・ユンジョ金融監督院デリバティブ市場チーム長は「証券会社が活用する指数と基礎資産のボラティリティを総合的に考慮して商品を設計するよう誘導している」としつつも、「準則上、違反部分のない商品の発売を阻むことはできない」と述べた。
続けてキムチーム長は「商品説明書などが理解しにくかったり誤解の余地がある場合、金融当局の立場から意見を表明するなどの措置を講じている」と述べた。