この本文は2026年2月27日08時26分にChosunBiz MoneyMoveサイトに表示された記事である。
KOSDAQ上場企業EMNIがM&A市場で売却対象として出された。EMNIはこれまで業績悪化に伴う度重なる大株主の変更と再生手続きを経た後、現在の大株主が入って以降は業績改善を図ってきた。しかし予想より業績改善が遅れたため最終的に売却を選んだと見られる。
27日、投資銀行(IB)及び資本市場業界によると、ディーエスピーコーポレーションは特別関係者とともに保有するEMNI株式27.4%を140億ウォンで売却推進している。ディーエスピーコーポレーションはEMNI株式25.82%を保有する最大株主である。特別関係者としては高昌勳・EMNI代表(ディーエスピーコーポレーション代表)が1.41%、同社幹部と従業員持株会が残りの株式を保有している。
今回の売却が成立すればディーエスピーコーポレーションは投資開始から約5年で2倍のキャピタルゲインでエグジットできる見込みである。ディーエスピーコーポレーションは2021年にEMNIの最大株主であったIntroMedicとHansENGが保有していた株式620万株を31億ウォンで買い取り経営権を取得した。その後2度の第三者割当増資等に参加し累積投資額は総額約68億1000万ウォンとなっている。
ディーエスピーコーポレーションは2021年にEMNIを取得して以降、収益性改善に注力してきた。EMNI(当時KJフリテック)は業績悪化により2019年に再生手続きに入るなど危機を経験してきた。EMNIはその後、経営正常化のため経営権売却を推進すると同時に、従来事業の液晶表示装置(LCD)の代わりに有機発光ダイオード(OLED)に注力する姿勢を示してきた。
EMNIは2020年にOLED企業であるEMIndexと合併して事業転換を試みた。2022年には営業利益6億8800万ウォンを記録し黒字転換に成功したが、2023年以降は毎年赤字と黒字を行き来している。昨年は約18億ウォンの赤字を計上した。
EMNIはかつて負債比率が300%に達していたが、現最大株主体制で50%台まで引き下げ財務改善を果たした。
ただし安定した黒字達成に失敗したため計画していた業績改善は事実上失敗したと見られる。結局ディーエスピーコーポレーションも売却を試み、外部投資を呼び込んで財務構造改善を図る状況である。
実際EMNIは最近、公示を通じて売却の可能性を示唆した。今月初めEMNIの株価が急騰し韓国取引所が照会公示を要求すると「最大株主変更を伴う株式譲渡契約、増資、転換社債(CB)発行等を協議中であるが、具体的に確定した事項はない」と明らかにした。
最近株価は上昇したが市場の評価は肯定的ではない。株価は一時1400ウォン台まで急騰したがすぐに再び低位株となり、このため時価総額は最近強化された規定に比べて十分とは言えない水準にとどまっている。現在EMNIの時価総額は約180億ウォンに過ぎない。時価総額基準の上場廃止規定が本格化すれば上場維持を楽観できない。金融委員会は7月から時価総額200億ウォン未満を上場廃止事由に含めることにした。
変数は高い希望売却価格である。現在の時価総額を基準にした売り手側の持ち分価値は約55億ウォン程度である。希望売却額140億ウォンはその約3分の1に過ぎない。
資本市場業界の関係者は「高い価格に加え買収者に良い事業も付けることを要求しており買い手が短期間に現れるのは容易ではないだろう」と語った。