サムスン電子とSKハイニックスの株価が年初来でそれぞれ49%、36%上昇するなか、「株価が利益に先行する特性を勘案しても、なお追加の上昇余地が残っている」との証券界の分析が出た。
ヨム・ドンチャン韓国投資証券研究員は13日に発刊したリポートで「最近の市場の懸念材料の一つは、サムスン電子とSKハイニックスの強含みがいつまで続くのかという点だ」とし、「昨年下半期の上昇ペースを維持するのは難しいとの認識や、一部指標が重荷だとの懸念が浮上したためだ」と述べた。
しかし指標を精査した結果、比率を拙速に引き下げる必要はないとの結論に至ったと説明した。
過去の2017年と2020年の半導体業績が上向いたサイクルをみると、業績のピークに比べ株価のピークは6〜9カ月先行して動いた。
ヨム研究員は「サムスン電子とSKハイニックスの業績は3四半期まで迅速に上昇し、その後は前期比の増加率が鈍化、前年同期比の増加率は2四半期がピークになるとのコンセンサスが形成されている」と説明した。
ただし2017年のサイクルでは、時価総額のピークは営業利益増加率のピークと同時期に形成された。現在サムスン電子とSKハイニックスの時価総額は前年同期比で250%上昇している。
ヨム研究員は「時価総額の増加率は鈍化するだろうが、時価総額の上昇は業績モメンタム(上昇動力)が存在する2四半期まで続くと見込む」と説明した。
両社の利益が増加し、12カ月先行PERは過度ではない水準だが、PBRが2011年以降で最も高い水準まで上昇した点も重しと受け止められる要因の一つだ。
ヨム研究員はただし、PBRはROEの関数である点を念頭に置くべきだと強調した。ヨム研究員は「現在サムスン電子とSKハイニックスは、PBRを説明できるだけのROEが上昇した」とし、「むしろ両社以外の企業は、PBR上昇を説明できるほどROEが増加したと言い難い」と述べた。
続けて「高いROEを考慮せずにPBRだけを過度に懸念するのは適切ではないと判断する」と語った。